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テレビを見ると頭が悪くなるのはなぜか?

①前書き

昔からテレビを見ると頭が悪くなるといったことは言われています。

皆さんも親に言われたことはありますか。

例えば、母親に「テレビを見すぎはダメよ」とか「テレビを見ると馬鹿になるからやめなさい」などを言われた経験は一度はあると思います。

でも、なんで親はテレビを見ているのに自分にテレビを見ると馬鹿になるといってみるのをやめさせるのか疑問に思った方も多いと思います。

今回は、テレビを見るとなぜ馬鹿になるのだろうかについて考察したいと思います。

②一般的にテレビを見ると頭が悪くなると言われる理由

一般的にテレビを見ると馬鹿になると言われる理由として、テレビの情報の正確さがあまりないことと知的さの印象が失われることが挙げられます。

ここで皆さんに考えていただきたいのはテレビはなぜできたのでしょうか?


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答えを言ってしまうと、テレビと言うのは

皆さんに企業で販売している物の情報やサービスを広めるために

テレビと言うメディア媒体が作られました。

しかし、テレビを運営するためにはタダで運営することはできません。

ここでテレビがどこからお金をもらっているのかですが、皆さんも知っている通り、テレビは企業が販売している情報やサービスを広告することで企業からお金をもらっています。(これを広告収入と呼びます)

そのため、テレビは企業の広告収入をもらっている代わりに、どんなに粗悪な物の販売でも商品を良く見せなければいけません。

つまり、商品の良しあしについて「嘘」が生まれるのです。

だから、情報の正確さが悪くなってしまうのです。


2つ目に情報の質の低さなのですが、皆さんが最も注目するコンテンツは

一体何でしょうか?

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答えは、お笑いやクイズ番組などのいわゆるエンタメと言われるジャンルのコンテンツです。

小さいころ、志村けんのバカ殿様など私もよく見ていてテレビって面白いなと思い、よく真似をしていました。

しかし、よく考えてみてください。

現実的にエンタメの真似をしたときに、他人から見た時にどう思われるでしょうか?

そう、馬鹿に見えるのですよね。

現実ではありえないこと、馬鹿みたいに見えることをテレビでは見ている視聴者を楽しませるために、一生懸命に芸人さん達がネタやトークをするのですが、アレはわざとやっていることであって現実ではありません。

しかし、小さい子供はそれを見てマネして育っていくため、その境界線がなくなっていきます。

そうなると、大人になった時に本当にバカに見える人間になり、

結果的に他人から見た時に知的さの印象が失われるため、テレビを見ると馬鹿になると言われています

③科学的に見た時に頭が悪くなると言われる理由

さて、ここまでは一般的な話ですが、ここから科学的な話でテレビを見ると馬鹿になることを開設したいと思います。

実は、テレビを見ると認知症になりやすいことは研究でも言われています。

2019年にアメリカの英科学誌サイエンティフィック・リポーツで発表された論文で50歳以上の3,662人を対象に1日あたりのテレビ視聴時間と認知機能との関係を調べるために単語記憶テストを6年間の間隔をあけて2回実施してもらいました。

この実験の結果、6年でテストの平均点は老化で減少していましたが、テレビを3.5時間以上見ていた人は、そうでない人に比べてテストのスコアが減っていたのです。

つまり、記憶力がテレビを3.5時間以上見ていると減っていることが

この研究で分かりました。

さらに、これは高齢者の方を対象に実験を行いましたが、

2015年にInfant Behavior and Developmentで発表された論文で

テレビを1日に平均64.7分見た2歳児とテレビを見なかった2歳児の認知力と言語能力、運動の能力を比較した実験では

テレビ見なかった2歳児よりもテレビを平均的に64.7分見ていた2歳児の方が認知力と言語能力、運動の能力が落ちていたという研究結果もあります。

つまり、高齢者に関わらず、テレビを見ると認知能力、記憶力が下がることが研究でも言われているため、科学的にもテレビを見る馬鹿になるのではないかと言われています。

④最後に

結局の所、私たちが情報を得ているものは、何か利益が発生しているため、嘘偽りを多く、私たちを楽しませて何も考えさせない情報が多いです。

とはいえ、テレビからも学べること、気づくこともあるため、一概にすべてが嘘偽りではありません。

大事なのは、自分が今後どんな大人になって、どう生きていきたいのかを考えるためにどういった情報を集めたらいいのかを自分で考えて、その情報が正しいのかを確かめることです。

以上が「テレビを見ると頭が悪くなるのはなぜか?」についての内容でした。


⇩今回紹介した内容は以下の本に書かれており、科学的に根拠のある

情報が乗っていますので、より詳しい内容はこちらの本を参考にしてください


参考文献⇩


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