【行動経済学】お金の"価値"はいつでも同じなのか
早速質問です。あなたは、①一生懸命働いて手に入れた1万円と、②宝くじで当たって手に入れた1万円を同じ「1万円」として見ることができますか?
当然、1万円は1万円です。
いかなる場合でもお金の価値は変わらない。これは一般的な「経済学」の理論に沿った考え方です。
しかし、先程の質問に対するあなたの答えはどうでしょうか。
一生懸命働いて手に入れた1万円は出来る限り大切に使おうと思う一方、宝くじでたまたま当たって手に入れることのできた1万円は、案外簡単に使い切ってしまいそうじゃないですか?
しかしこれでは、一般的な経済学の、「お金の価値は変わらない」という原理に反してしまっています。
だって、同じ1万円なのに、使い方が変わってしまっているのですから。
しかし、これは人間の心理に沿って考えると間違ったことではなく、一生懸命働いたお金は大切に使おうという考え方は当たり前なことなのです。
このように、一般的に考えられている経済学に、「心理学」を導入した学問が「行動経済学」です。
私は現在経済学部に所属する大学2年生なのですが、この行動経済学に非常に興味があり、自分なりに勉強に励んでいるので、そこで得た知識を、今回のように皆さんと共有していけたらなと思います。
今回取り扱った行動経済学のフレームワークの他にも、高額な商品が良い品質であると錯覚してしまう"ハロー効果"や、消費者が、最初に提示された金額によってその後に見せられる金額に錯覚を覚えてしまう"アンカリング効果"など、さまざまな種類を取り上げていきたいなと思います!
今回も読んでいただきありがとうございました😊
僕のnoteブログでは、これからも【1分でわかる行動経済学シリーズ】を数多く展開していき、読者の皆さんが合理的な消費選択を取れるお手伝いが出来るような記事を書いていきますので、もし良ければ過去の記事のチェック&フォローの方をよろしくお願いします❗️
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