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高校サッカーが教えてくれた

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高校サッカーを通して社会人として内省したり、スポーツビジネスやメディアとの関係を考えたり、かと思ったらただファンとしてアツくなったり
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#サッカー

言われたとおりのこと だけでは

言われたとおりのこと だけでは

顔も見たことがないほどの経営陣が関わってくるプロジェクトの場合、ついトップダウンに身を任せてそのまま進めてしまう自分がいる。

すべて確認してもらって、彼らの思う通り・言う通りに進めていく方が効率的でスムーズだからだ。

最近、上長に『あまりにあれこれ確認して判断を仰いでいては、じゃあ我々の仕事ってなに?という話になる。上層部も判断できないと思うから、意見と理由をセットで持っていくといいのでは』

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再現性はあるか

再現性はあるか

社会人になって4年目。ありがたいことに、たくさん仕事をもらって楽しくこなしている。幸いわたしはいくつかの案件を抱えて忙しく立ち回るほうが性に合っているようだ。

一方で次から次へと案件に追われていると、ひとつひとつに対して考え仮説を立て・深掘りして振り返る…ということが十分にできていないなと反省する。

高校サッカーを観ていると、チームの特色を活かしながら何人もの人が絡んで生まれるゴールに、素人な

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「監督であり教育者」の愛情

「監督であり教育者」の愛情

わたしの今年の推し・履正社高校の小田村くんが発した言葉で印象的だったことがある。

「監督は自分の人間性を厳しく指導してくれた。恩返しがしたい」

この言葉を聞いて思わずウワッと目を伏せたい気持ちが湧いてきた。自分の「人間性」を厳しく指導されることはすごくキツイことではないか。

わたしは、そのようなことをされたら傷ついて立ち直れないんじゃないかと容易に想像がつく。
まだ若く取り返しがつくであろう

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“奇跡”を起こすのはチームの力か

“奇跡”を起こすのはチームの力か

私の家では年末に高校サッカーが開幕したのを見届け、元日には天皇杯を観て、2日以降はまた高校サッカーを観るのが定番だ。

(箱根駅伝が東京ゴールだということも知らなかったくらい、お正月といえば高校サッカー)

当たり前になんとなく観ていた高校サッカーに特別ハマりだしたのは第90回大会。私が中学三年生の頃。

この大会でぼっこぼこにゴールを決め得点王にも輝いた、四日市中央工業高校(三重代表)の浅野拓磨

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なぜ私は高校サッカーに惹かれるのか

なぜ私は高校サッカーに惹かれるのか

第97回 高校サッカー選手権が終わった。

最後までやっぱり強かった青森山田が見事優勝🏆。
優勝が決まった瞬間、ヒザから崩れ落ちて泣いていたのは青森山田の選手たちの方だった。

22年連続という史上最多出場記録を保持し、二年前の選手権優勝などという王者のプレッシャーに解放された瞬間だと私は受け取った。(泣)

一方、昨年の決勝戦からずっと応援していた流経大柏の関川郁万くん。

昨年は決勝戦で前橋

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