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【米国株/PF論】分散になっていない分散

2024年1月19日、時間外取引で半導体大手のAMDが最高値を更新しています。他にも半導体関連株では、SNPS、CDNS、AVGO、LRCXなども新高値を更新中です。

ちょっとここら辺の銘柄も買ってみたいなという誘惑にかられるかもしれませんが、もし自分のPFの中にNVDAがあるのなら、僕なら追加で他の半導体株を買い足すことはしません。

なぜなら、分散にならないからです。分散投資のつもりで、NVDA、AMD、AVGO、SNPS、CDNS、LRCXを5%ずつ購入しても、半導体業界全体に悪い材料が出れば、それら全てが同じように下がるからです。

半導体に25%投入していることに

このようなPFでは、たまたまその業種全体が好調で、株価がずんずん上がっていく時、面白いように資産が増えます。しかし、一本足打法によってもたらされた利益は、複数の様々な投資対象の値上がりによって形成された利益よりも脆いと言えます。

ですから、買う銘柄を分散させる際には、業種も分散させる必要があるのです。また、よほどの理由がない限りはその業種の中で最も強い銘柄を投資対象として選ぶべきだと思います。

以上の理由から、僕はそこら辺の半導体銘柄を買ったら儲かるかもしれないと思いつつも、グッと買いボタンを押そうとしている右手を左手で押さえているわけです。


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