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【初心者】初心者が投資をスタートするまでの手順

株式投資をやったことのない人が投資を始めるまでの手順を書いていきます。なぜ?それをしないといけないの?という背景も簡単に説明していきます。

【一手目:証券口座の開設】
大手ネット証券である楽天証券もしくはSBI証券で口座開設手続きを行う。iDeCo・NISAの口座開設、外国株式の特定口座(源泉徴収あり)を開設する。iDeCo口座は開設に時間がかかりますので、NISAと特定口座の開設ができたら次へ進んでください。
→手数料の安いネット証券がお得です。対面証券や機能もりもり(金額ベースで株が買える機能等)のネット証券は手数料が高いです。資金が少ない内は手数料は特に負担に感じます。メジャーな大手ネット証券2社のどちらかにしてください。

【二手目:セキュリティ設定】
口座が無事開設できたなら、次はセキュリティ設定です。ログインパスワード、取引パスワードを設定します。数字、記号、大文字小文字を含んだ14桁以上のものに設定してください。他のサイトのパスワードを使い回したり、人の名前や誕生日などの分かりやすいものは絶対に避けてください。

パスワードを自動で作成してくれるサイトが便利ですので、「パスワード 自動作成」とググってください。各証券会社が推奨するセキュリティ対策は全て行なってください。

【三手目:入金】
自分の手持ちのお金の中で、これはおそらくずっと銀行に眠らせたまんましばらく使わないだろうなと思われる資金を証券口座に入金します。そして、月々の収入のどの程度を毎月の積立投資用にどけておくか決めます。
→日本の銀行で預けていても利子はほとんど付きません。物価高で現金の価値が目減りしていくだけです。

【四手目:積立設定】
iDeCo・NISA口座で買う投資商品と毎月の積立金額を決めます。優先度は掛金全額所得控除の特典があるiDeCoの方が高いです。iDeCoの枠が先に埋まるように積立金額を設定してください。まずiDeCo・NISAの年間投資額を埋めることを第一に考えてください。

選ぶ商品は「全世界株式インデックスファンド」もしくは「全米株式インデックスファンド」です。この二つ以外は買うべきではないと考えます。NISAでは積立枠・成長投資枠ともにインデックスを選ぶべきと考えます。

そして、2024年から始めるのであれば「全米株式」の方が有利だと考えます。以下のどれでもOKです。

◆全米株式インデックスファンド
「三菱UFJ e-MAXIS Slim 全米株式(S&P500)」
「楽天全米株式インデックスファンド」
「SBI・V・全米株式インデックスファンド」

→インデックス以外認めないのは、NISAでは一度株を売ってしまうと非課税枠が復活するのは翌年だからです。ゆえに短期トレードは向きません。何十年と長期で保有できるのはインデックスくらいしか考えられないのです。この企業は向こう数十年上昇し続けるとか僕には予測できません。NISAで個別株投資を薦める人は非常に無責任だと思います。

全米が有利だと考えるのはAIによる恩恵を享受できるのは米国だけという読みがあるからです。もちろん全世界でも長期のパフォーマンスは立派ですが、今からなら全米を個人的には選びたいです。

〈具体例〉
何かあったときの備えとしての数ヶ月分の生活費、将来使うことが決まっているお金(教育費やマイホーム購入代金など)を除いて、投資できるお金が300万円あるとしましょう。月々の手取りから投資に回せるお金が5万円とします。

僕が今、その状況であれば、こうします。

①iDeCoの年間投資上限を満たせるように、毎月の積立金額を設定します。通常の会社員であれば月額2万3000円が上限です。月額2万3000円で積立設定します。
②投資開始初月にNISAに300万円一括投資します。
③毎月投資可能なお金のうち、iDeCo入金額を引いた2万7000円で積立設定します。

方針は、「余っているお金はサッサと投資する。iDeCoから枠を埋める。」です。

しかし、これは理想論であります。初めての投資で多額のお金をいきなり投入できる人は少ないです。まだまだ不安だ、ちょっと怖いという人は余っているお金を20万ずつ小分けで投資しても全く問題はありません。一括買いも分割買いも大きなパフォーマンスの差は生まれません。

余っている資金を投入し、毎月の積立設定も完了すれば初心者がやるべきことはありません。適度な節約・収入増で入金力を高めることに集中すべきだと思います。投資だけが全てではありません。今を楽しむことが一番大切です。ようは老後への備えと今を楽しむことのバランスの問題ですが、預金はダメ、投資に回しておくべきという話です。

【五手目:特定口座の活用】
iDeCo・NISAの積立設定を完了し、まだなお投資できる資金がある場合、特定口座での株式投資が始まります。

特に投資に興味なく、仕方なく投資をする人はここでもインデックスを選ぶのが良いと思います。

全米株式なら「VTI」、全世界株式なら「VT」です。

どちらも長期で立派なパフォーマンスを出してきた人気商品です。年間コストもETFの中で屈指の安さです。配当金も年間1ー2%付きます。インデックスだけに100%投資するならVTIもしくはVTだと思います。

個別企業の株や他のETFをトレードすることは初心者の域を出た話ですのでここでは割愛します。

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