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マーケティング検定2級への道(4-1)

■この記事は私がマーケティング検定2級に向けての勉強メモであり復習のnoteでもあります。勉強が進むに連れてコンテンツが充実していきます。

INDEX

第4章-1 組織デザインの基本要件

4-1 組織デザインの基本要件 要約

マーケティング組織をデザイン(設計)するにあたっての基本要件
・分業
・部門化
・権限配分

分業


インターネット黎明期は、ウェブサイトを作成するにも一人でグラフィック、HTML、テーブルレイアウトといったことで企業サイト作成も一人で全て行っていた時代もありました。

簡単な流れは
・企画
・設計
・デザイン制作
・実装
・リリース

この一連の作業を一人で行うのであれば、各タスク(作業)を分担することはありません。が、現在のような高度かつ目的も明確かつ、成果が求められるウェブサイトの場合は各タスクの専門性も高くなり、分業することになります。

分業のメリット


・企画を考えれば良いプランナーは企画だけを考えれば良い
・デザイン担当は、トレンドやユーザビリティなどを考慮したデザインを考えれば良い etc

●仕事が単純化できる
企画、設計、制作、テスト等の工程をすべて一人で行うことになれば、これらに精通するまでに長い年月がかかる。
現在求められるマーケティングウェブとなれば一層のことです。

分業が行われれば、チーム(組織)のメンバーは特定の業務に精通すれば良く、個々の業務にフォーカスすることで技術の習得もし易い。
(実際にはウェブサイトの場合は一連の経験を持った上で、上流工程を担当すべきですが)
分業によって、検収や教育コストの低減にもつながる。

●仕事の熟練度が高まる
分業を行うことで、担当者は特定のタスクを熟すことができ、習熟度が高まっていくと共に、専門的な経験の蓄積が行われるようになる。

●段取替えのコストを削減する
各作業によって使うソフトも異なれば、必要なスキルも大きく異る。
クライアントとの調整のためにお打ち合わせ時間を要する、移動時間を費やすなど、その後別の実務を行うよりは分業の方がスマート。

分業のデメリット


・設計担当は、その後の工程のデザイナーやコーダーとでルール(何で設計する?データ形式は?ターゲットは?ブラウザは?etc)を決める必要がある

分業を行うことで「調整」のコストが発生するようになります。

仕事を細かく分業することに意味・価値が生まれるかは、
・仕事を単純化する
・仕事の熟練度が高まる
・段取替えのコストを削減する
これらのメリットがどれだけ組織(チーム)に求められてくるかによって決まる。

部門化

企業や組織(チーム)が大きくなると、部門を単位として組織が設計されるようになってくる。
組織が大きくなるにつれ、各組織間の調整コストが高まってくる(会議の連続等)
そこで、関連業務同士を結びつけて部門化することによって下記のメリットが生まれる

・関連の強い業務が集まり、その間の調整が密に行われる
・部門間の調整は、部門長に委ねられる

権限配分について

部門長は、他の部門との調整はもちろん、部門内の調整役ともなる。
よって、部門長には一定の権限が割り振られることになる。

組織の分業
・作業レベルの分業
・意思決定レベルの分業

意思決定レベル

作業レベルの分業例
 企画→設計→デザイン→コーディング→テスト→公開

意識決定レベルの分業例
 班→課→事業部→統括部→本社

意思決定レベルの分業は下記の2つに大別
集権化
分権化

集権化…意思決定を組織の上階層に集中させる
<フィットするケース>
・変化の少ない環境
・仕事の安定や正確さ
・信頼性の追求

分権化…意思決定の権限を下の階層に委ねる
<フィットするケース>
・市場や技術の変化に柔軟に対応
・流動的な環境
・仕事の迅速さ

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