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音楽の杜がおススメする邦楽

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人生の大半を音楽に注いできた「音楽の杜」がおススメする邦楽アルバム集
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#1979年

ゴダイゴ「OUR DECADE」(1979)

ここ最近、出勤者が増えたためか、日本橋界隈のランチは大盛況の状況が続いておりましたが、昨日はかなり空いておりました。台風通過を見越して、在勤の方が多かったのかもしれません。そして今日も朝から大雨。皆様、どうかお気を付けてお過ごし下さい。 さて、私が敬愛する音楽評論家のスージー鈴木さんが、以前「自分の人生を決定付けた、自分の人生で最も重要なアルバム」として本作をご紹介されておりました。ゴダイゴのリーダーでもあったミッキー吉野さんも、自分の力量の全てを注ぎ込んで制作したという強

ゴダイゴ「MAGIC CAPSULE」(1979)

以前、クリス松村さんのラジオ番組でライヴ特集が組まれてました。スペクトラム、レイジー、ツイスト…。数々の70年代の日本のロックバンドのライヴ音源がオンエアされました。その中でも特に私が気になったのはゴダイゴの「銀河鉄道999」。スタジオバージョンよりも相当早いテンポ、かつすべて英詞…、カッコいい。 こちらの音源はゴダイゴのライヴ盤「MAGIC CAPSULE」からなんですが、このライヴ盤が相当中身が濃い。ちょうどゴダイゴがブレイクした直後の音源で、当時の人気が伺える内容です

ゴダイゴ「銀河鉄道999」(1979)

ゴダイゴのプロデューサーだったジョニー野村さんが亡くなれました。彼がいなければ、今のゴダイゴの名声はなかった筈だし、当時、ゴダイゴにチャーが加入するのでは…なんて話もあったりして(それをジョニー野村さんが断ったということらしいですが)。 ゴダイゴ、大好きなグループです。そもそもゴダイゴって、皆さんどういうイメージをお持ちでしょう。親しみやすいロックをやっているバンドっていうイメージでしょうか。 ゴダイゴは、ザ・ゴールデン・カップスで活動していたミッキー吉野がバークレー音楽

オフコース「Three And Two」(1979)

このたび能登地方を震源とする大規模地震により犠牲となられた方々に心よりお悔み申し上げるとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。 私の両親の実家が富山であり、何となく状況は分かっていたこと、また輪島に在住している知人の知人がご自宅が倒壊し、自衛隊に救助されたという報にも接していたことから、この地震による被害は、想像以上に甚大であることが分かってきました。 1日にも早い復興を祈っております。 今の気持ちを癒すにはオフコース…、しかも本作は私の長年のお供となって

ブレッド&バター「Late Late Summer」(1979)

こちらでは洋楽中心に勝手気ままに好きな音楽を綴っておりますが、実は邦楽も大好きです。特に70年代~80年代の日本のロック・歌謡曲・ニューミュージックはかなり好みなんですよね。ですからこの辺りの情報には飢えております(笑)。 先日、ご紹介を受けた「昭和40年男 12月号」という雑誌の「俺たちニューミュージック世代」という特集記事にも同様の匂いを感じ、早速購入、熟読しております。 あの当時のスターだったアリス、渡辺真知子、尾崎亜美のインタビューはもちろん、裏方のキーマンだった方

サーカス「ホームタウン急行」(1979)

以前ドライブのお供に連れて行ったのが、サーカスのベスト盤。アルファ時代のベスト盤ですね。この中の「ホームタウン急行(エクスプレス)」って曲が大好きなんです。ご存じですか? 恐らく殆どの方が全く知らないと思いますが、1979年当時放送されていた「鉄道公安官」っていうTVドラマのエンディングソングでした。 まさに1979年、我が家にラジカセが登場し、私は好きな曲がTVから流れると、TVのスピーカーとラジカセをくっつけて、その音楽を録音していました。この「ホームタウン急行」もその1

布施明「君は薔薇より美しい」(1979)

カミさんの1回目コロナワクチン接種が10月9日とまだまだ先だったのですが、3日前に市の集団接種の予約サイトを覗いてみると、本日26日が1人分空いていることが分かり、急遽前倒し。我が市はかなり接種が遅れていたので、昨日・今日と1日2000人の接種を敢行。予約のキャンセルも発生しつつあるので、だいぶ接種が進んでいるようです。 その合間、ちょっと時間ができたので、サラッと大好きな曲をアップしておきます。 先週、ゴダイゴのヒット曲はポール・マッカートニー的なタケカワユキヒデが作っ

浜田省吾「君が人生の時」(1979)

たまに無性に聴きたくなるアルバムってありませんか? 私は浜田省吾の初期のアルバムが無性に聴きたくなる時があります。彼の楽曲、特に初期のフォーキーな楽曲は、感情移入しやすい曲が多いんですよね。 ということで本作は、その代表的な一枚。1979年発表。浜田省吾の初期を締めくくる傑作アルバム。この後浜田省吾はアメリカン・ロックからの影響が窺えるロック色の濃い「Home Bound」を発表。商業的にも大ヒットを飛ばすこととなります。本作品では、浜田省吾初期のメロディアスなフォークソン

Yellow Magic Orchestra 「Solid State Survivor」 (1979)

YMOがブームとなった頃、私は小学生。当時「増殖」を発表した頃で、音楽センスのある友人からLPを借りて聴いたのですが、全くよくわからないと思った記憶があります。それから「BGM」とか「浮気なぼくら」とか聴いたのですが、どうもピンと来なくて…。もともとテクノやニューウェーヴ系は得意でなく…。 それから数十年、はっぴいえんどから続く日本のロックを聴くようになり、特に細野晴臣さんの活動には強い関心を抱くようになりました。最近では細野さんのフォロワーの代表格、星野源クンが大活躍した