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音楽の杜がおススメする邦楽

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人生の大半を音楽に注いできた「音楽の杜」がおススメする邦楽アルバム集
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#山下達郎

山下達郎「GO AHEAD!」(1978)

金曜日に休暇を取り、蓼科高原にゴルフ合宿に来ております。合宿といっても遠いので、単に前泊しただけなんですが。台風の影響が気になりましたが、特段問題なさそうです。避暑地だけあって涼しいですね。名古屋単身赴任時代は、木曽駒高原ゴルフが楽しかった記憶がありますが、同じようなイメージです。 さて達郎さんのライヴに初参戦したのが昨年の9月6日のNHKホールで、その圧倒的なステージに感動。これは絶対に再参戦しないと…と心に強く思い、当時会場を後にしたのですが、今年も達郎さんのツアー、2

シュガー・ベイブ「Songs」(1975)

2006年1月号のレコードコレクターズ誌にて「シュガーベイブ」の特集が組まれていたことを契機に、本作はよく聞き直してました。その時、改めてシュガー・ベイブのエバーグリーンな音に感激しました。当時は「30th Anniversary Edition」も発売されましたが、(当時で)30年以上前の作品とは思えない、クオリティの高さ…と感じたものです。 シュガー・ベイブについては今更ここで説明は必要ないと思いますが、ニューミュージックの基礎を築き上げた山下達郎、大貫妙子が在籍してい

大貫妙子「Grey Skies」(1976)

シティポップが世界的に注目されている中、大貫妙子の作品ではセカンドの「SUNSHOWER」、サードの「MIGNONNE」が名盤として語られることが多いのですが、今回ご紹介する彼女のデビューアルバムは、その陰に隠れちゃっているイメージが私にはありました。実際それほど聴き込んでもいませんでしたし。 でもこのアルバムも素晴らしい内容であることを最近改めて認識した次第です。内容的にはシュガーベイブの延長線上にありながらも、当時の大貫妙子が持つ世界観を、アレンジャーの山下達郎、細野晴臣

山下達郎「Ride On Time」(1980)

真夏的な暑さになると、未だにについつい聴いてしまう1枚、それが本作。 J-POPの金字塔的作品。邦楽が洋楽を超えた瞬間、つまり洋楽を自らの音楽に昇華してしまったという意味なんですが、この作品の発表前にもそういった作品はありましたが、商業的な成功という点も勘案すれば、やはりこの作品が金字塔的作品といえるのではないでしょうか? 今聴き返しても新鮮なアルバムですが、やっぱりキーは青山純(Ds)&伊藤広規(B)の強烈なリズム隊。このアルバムで、ついにこのゴールデンコンビ体制が確立さ

山下達郎「FOR YOU」(1982)

やたら蒸しますね~。昨年まで名古屋に単身赴任していた身としては、名古屋の蒸し具合からしたら、ここ千葉の環境は天国…。それほど苦ではないですが…。というわけで清涼剤の山下達郎さんにご登場頂きました。 名盤「FOR YOU」。個人的には「Ride On Time」より大好きなアルバム。達郎サウンドの肝は青山純&伊藤広規の強烈なリズム隊に支えられたものであり、このリズム隊が揃った「Ride On Time」以降の達郎さんのアルバムが大好きです。 達郎さんは、この2人のリズム隊以

村田和人「ひとかけらの夏」(1983)

こちら関東は少し晴れ間が出て来て、暑くなりそうな予感。こんな休日の朝は村田和人さん。私が彼のアルバムの中で一番最初に聴いたのが本作です。村田和人のセカンドアルバム。 山下達郎、竹内まりや、青山純(ドラム)、伊藤広規(ベース)、そして村田和人、この辺が私のJ-POPのツボなんですが、本作はこの魅力が詰まってます。もちろんプロデュース&アレンジは山下達郎。 全編に夏の香りが漂っていますが、まずは①「一本の音楽」でノックアウト。どこまでも伸び行く村田和人のヴォーカル。青山純&伊藤

村田和人「My Crew」(1984)

気付けばもう9月も終わりですね。去り行く夏に…、急に村田さんの「Summer Vacation」を聴きたくなり、この1枚を聴いておりました。 村田和人さんが亡くなられて、もう6年以上が経っているんですね。夏になるとよく聴いてました。私の大好きなアーチストの一人です。 本作は自身初プロデュース作品のサード・アルバムで、気心しれたバンドメンバーがレコーディングに参加してます。そしてもちろん山下達郎さんのみならず、竹内まりやさんも参加。 オープニングはちょっとハードなロックナン

山下達郎「Big Wave」(1984)

めっきり寒くなってきましたね。こういう時にはあまり聴かれないだろうなあというアルバムが本作(笑)。大好きなんですよね、このアルバム。 学生時代、海に行く際は必ず聴いていたアルバムです。そしてビーチボーイズの素晴らしさに改めて気付かされた1枚でもあります。 このアルバム、同名の映画のサウンドトラックなのですが、映画の内容は全く記憶にありません。むしろ山下達郎の完全なオリジナルアルバムと捉えても全く問題ありません。それくらい完成度は高いですね。 全作品英詞。前半が山下達郎のオリ

山下達郎 「POCKET MUSIC」 (1986)

だんだん蒸し暑くなってきましたね。 達郎さんの新譜も発表されるし、私もCDラックからついつい山下達郎をチョイスしてしまいました。彼のアルバムはエバーグリーンなクオリティを保っているので、いつ聴いても新鮮ですね。で、今回チョイスして聴いていたのは1986年発表の「POCKET MUSIC」です。 1986年というと、私は高校2年。まだまだ山下達郎の大人のポップスを満喫するには若く(笑)、当時は大江千里とか、渡辺美里とか熱心に聴いてました。ただ達郎さんの「Big Wave」って

山下達郎 「Come Along 3」 (2017)

40年近く達郎さんを聴き続けてますが、今回初めてコンサートチケットが当選!昨日、NHKホールに行ってきました~。 伊藤広規の唸りを上げるベース、プログレキーボーディストの難波弘之、そして天才ギタリストの鳥山雄司…、彼等プロフェッショナルな演奏を堪能出来るというステージにも感動しましたが、何より齢70歳の山下達郎の、3時間のステージングに圧倒されてしまいました。 また、サンソンでの軽妙な会話そのままに、MCでは漫談師山下達郎の一面も堪能。笑わせて頂きました。 最後のアカペラでの