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村田和人「ひとかけらの夏」(1983)

こちら関東は少し晴れ間が出て来て、暑くなりそうな予感。こんな休日の朝は村田和人さん。私が彼のアルバムの中で一番最初に聴いたのが本作です。村田和人のセカンドアルバム。
山下達郎竹内まりや青山純(ドラム)、伊藤広規(ベース)、そして村田和人、この辺が私のJ-POPのツボなんですが、本作はこの魅力が詰まってます。もちろんプロデュース&アレンジは山下達郎。

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全編に夏の香りが漂っていますが、まずは①「一本の音楽」でノックアウト。どこまでも伸び行く村田和人のヴォーカル。青山純&伊藤広規のタイトなリズム隊。爽やかな音作り。
 ♪  君の好きな歌を いつもポケットに入れて 一本の音楽が僕の旅のパスポート  ♪
完全に行楽シーズンにぴったりのドライブソングですね。

②「Summer Dream」はもちろんチューブの作品とは同名異曲。
2曲目にして泣きの3連バラード(ビーチボーイズがこの3連バラードは得意ですね)。スライドギターソロと椎名和夫、山下達郎、竹内まりやのバックコーラスが泣きを誘います。

④「So long,Mrs.」も名曲。イントロの山下達郎のギターはなかなかの名演奏。
こうしたミディアムテンポでの青山純のドラムは心地いいですね~。間奏のコーラスが重なっていくところは山下達郎アレンジの独壇場。

結構好きな楽曲が⑦「やさしさにGood-bye」。
山下達郎の12弦ギターが爽やかな感じをよく表してます。この曲を聴きながら、サンルーフを全開にして車を走らせるのが大好きです。

⑨「Love Has Just Begun」は壮大なイメージの曲。
このドラムはシュガーベイブの野口明彦氏。ひとかけらの夏において愛が始まろうとしている・・・。この爽やかなアルバムのエンディングにふさわしい曲。そしておまけ的に⑩「ニコニコ・ワイン」が。この曲をエンディングのエンディングに持ってきたあたり、村田和人&山下達郎のセンスを感じます。

村田さんは2016年2月に亡くなられてしまいましたが、今もついつい聴きたくなる大事なアーチストです。

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