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「誰のため」の交際費か

こんにちは、ゆのまると申します。

来週の月曜日は敬老の日ですね。

我が家では、夫のおじいちゃんおばあちゃんがご健在なので、プレゼントを選ぶなどしました。

お義母さんとも相談しながら、それぞれが好きなお花やお菓子をチョイス。3連休は台風の影響が心配ですが、無事に届いてほしいなと思います。


ところで、結婚して家計簿をつけるようになって思うのが、「交際費」ってなかなか無視できない額だな、ということです。

我々は、父・母の日のプレゼントや慶弔費に始まり、二人してお世話になっているような人にかかるお金は、交際費として家計から出すようにしています。今月は二人が通っているボディケアサロンの周年記念なので、ちょっとしたお花代もここから出す予定です。

平均してみれば月に1万円程度でも、それらが続いたりすると家計へのダメージは地味に大きいです。もちろん、「そういうもの」と割り切るようにはしているのですが……。

そして、私もまだまだ人間として修業中の身。

夫の家族は大好きなので、それらのプレゼントは快く用意できても、「こっちから渡すばかりなんだよなぁ」とため息をつきたくなる相手も中にはいます(姪の入学祝いやお年玉をあげても、「ありがとー」しか言ってこない長男一家とかね)(兄嫁さん、同じ長男の嫁としてちょっとどうかと思いますよ、ぷんぷん)。

そんな時には、つい家計簿をにらみながら、なんだか納得のいかない思いを抱えてしまうんです。


では、そのような「付き合い」でしかない交際費を「誰のため」に出すのか?

それは間違いなく「自分のため」です。自発的に心から渡したい場合を除いて、ね。

いつか何かがあった時に、後ろ暗い思いをせずに堂々と胸を張っていたい、相手と同じレベルにまで下がりたくない。本心はそんなところです。

本当は、どんな時も誰に対しても鷹揚な態度でいたいところですが、未熟な私にはまだまだ難しい。だからこそ、「誠実であれ」と自身に囁くことで、不本意な出費に耐えようとしています。

なにも、「お天道様が見ているから、いつかきっといいことがあるはず」なんて妄信するほど、私はお人好しではありません。ただ、私が誰かと比べられるような場面があった時、きっと秤が傾くのはより誠実な方だろうと、漠然とそう感じているだけです。


「誠実であれ」、これは近年のちょっとしたテーマで、つい先日もこんなことがありました。

近所のスーパーに行った時のことです。そのスーパーではセルフレジが導入されていて、備え付けのレジ袋を買う場合には、商品と一緒にレジ袋のバーコードを読み取る必要があります。

普段はエコバッグを持って行くのですが、たまたま忘れてしまったのでレジ袋を手に取りました。そしていつも通り商品のバーコードを読み取ってお会計を済ませたところで、レジ袋のバーコードを通し忘れたことに気付いたのです。

お弁当サイズのレジ袋は、3円。いつも使っているスーパーだし……と、一瞬の間に様々な考えがよぎりました。夕方の混みあっているレジ、気付かなかったフリをしてもバレないんじゃないか、そんな悪魔の囁きも聞こえました。

しかし、すぐに思い直し、その場でレジ袋のみを再度精算。3円を支払機に入れて、スッキリした心持ちでスーパーを後にしました。

迷った時に背中を押してくれたのは、やはり「誠実であれ」という教え。正しいか間違っているかはケースバイケースだとしても、自分でモヤモヤを引きずらない方を選びたいなと思うのです。


ちょっと話がずれましたが、夫婦で「家」を経営していく以上、好きな人達とだけ付き合っていくわけにはいかないと感じています。もちろん基本的にはそれでいいのですが、どうしても避けられない「交際」も発生します。

そんな時に不義理を働いて自分で自分の立場を悪くしないよう、交際費は「自分のため」に出すもの。ひよっこ夫婦の妻である私は、そのように考えるのでした。おしまい。

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