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おなかがすいてねむれない

深夜2時。私と夫はベッドの中で、危機的状況を迎えていました。

くーくー。さっきから、おなかがすいてねむれない。


振り返れば、噛み合いの悪い一日でした。

休日は、お昼前までお布団と一緒のわたし達。昨日はずっと雨で、気圧に弱いわたし達はぐったりでした。

起きて、朝昼兼用の惣菜パンをもそもそ食べて、途中ちょっとお菓子をつまんで、晩ごはんは、冷蔵庫から余り物をかき集めて作ったチャーハンと冷凍餃子。ちょっと多かったきゃべつは、にんにくとごま油でやみつきのやつにして、それなりに机の上は賑やかに。おうちから出なくても、立派な晩ごはんができました。

でも、冷蔵庫にお肉はもちろんハムもベーコンもウインナーもなくて。

そう、昨日の夕食にはお肉がありませんでした(餃子にはちょっと入っているはず)。


我が家の晩ごはんのメインは、毎日お肉かお魚。

牛は高くてなかなか手が出ないので、豚か鶏、それも割引シールが貼られたやつですが、それでもお肉はお肉。

いつもと同じ時間に食べて、いつもと同じ時間に寝て。なんなら、食後にこんにゃくゼリーもぐーぴたも食べたのに。お腹は悲しく鳴り続けます。くーくー。


「悪いこと、する?」

いっそ起き出してポテチを開けるか。冷凍うどんがあるから、かけうどんでも作るか。

はらぺこの夫とひそひそ相談しましたが、それよりもめんどうくささが上回ってしまうわたし達。

「がんばってねよう」

お腹をさすりながら、わたしは誓うのでした。


明日はごはんをいっぱい炊いて、お肉を焼こう。

深夜2時。私と夫はベッドの中で、しくしくしながら眠りに就いたのでした。おしまい。


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