土曜の京都散歩log【ルーヴル美術館展・みたらし祭】
こんにちは。夕霧です。
関西に越してきて数ヶ月。すっかりこの湿度の高さにも慣れてきました。
夏といえば、やっぱりお祭り。先日は京都の祇園祭に初めて行きました。人出も凄かったし、大きな山鉾もめちゃめちゃ凄かった。
……という訳ですが、祇園祭のお話は一旦置いといて。本日も京都が大好きな私の休日を書き残していきたいと思います。
今回は、ずっと前から気になっていたルーヴル美術館展と、下鴨神社のみたらし祭に行ってきました。めちゃくちゃ良かったので写真を交えながら、備忘録として書いていきます。
日没後にみたらし祭に行きたかったので、この日は午後からのムーブ。まずは京都市京セラ美術館で開催されている、ルーヴル美術館展に行ってきました。
去年くらいから美術展を見に行くのを趣味にしたくて、「関西に行ったらたくさん美術展を見に行こう!」と思ってたんですよね。
だから、今回は本当に楽しみにしていました。
『愛を描く』とタイトルが付いているとおり、神話上の愛・性愛を表す絵画や、家族や恋人たちの愛の形を描く絵画を70点以上見ることが出来ました。
上の画像のポスターに使われている『アモルの標的』や、ジャン・オノレ・フラゴナールの『かんぬき』など、とても有名な作品も来ていたので、本当にワックワクでした。
美術展に来る度に思うのは、「教科書やネットなどの画面を通してしか見たことの無い絵画を、自分の目の当たりにできる」という幸せ。
一つ一つの絵画にストーリーがあって、その解説とともに楽しんだり学んだりできるのも、とても面白い。
基本的には撮影NGだったのですが、最後の展示室だけ撮影OKだったので、記念に撮ってきました。
ギリシア神話の神アポロンと、美青年キュパリッソスの愛を描いたこの絵画。可愛がっていた鹿を誤って殺めてしまい、嘆き続けたいと哀願したキュパリッソスに、アポロンが優しく寄り添っています。
アポロンの顔や身体は赤く血色感に満ちていますが、対照的にキュパリッソスの身体は真っ白。そんな対比も美しい絵画ですよね。
普段はルーヴル美術館にある絵画を日本で、自分の目で見られるというのは、なんて素敵なことなんでしょうか。
美術・芸術は大好きなので、まだまだ行きたい美術展はたくさんあります。関西は美術館が多くていいですね。
2時間ほどたっぷりと楽しみ、美術館を出ました。じっくりと静かに絵画を楽しむ時間は、何物にも替え難い素敵なものだと思います。
京セラ美術館は初めて行ったのですが、建物自体もすごく美しかった。
美術館を後にした時には16時過ぎ。日没まではまだまだ時間があったので、美術館の目と鼻の先にある平安神宮へと行くことにしました。
京セラ美術館の目の前に、とても大きく立派な鳥居があり、それを見てやっと平安神宮がすぐ近くにあることを知りました。
夕暮れ時というのと猛暑だったのが手伝ったのか、観光客はかなり少なかったです。京都はどこでもそうですが、外国人観光客が圧倒的に多いので、まるで異国かのように錯覚するほど。
初めて目にした平安神宮、本当に美しかったです。天気が良かったのも相まって、写真が下手な私でも良い写真が撮れました。
しっかりお参りもして、短い時間ではありましたが堪能できました。
やっぱり、寺社仏閣はいいですね。心が洗われるというか、落ち着いた気持ちになれる。
平安神宮を後にして、まだ日没までは余裕があったので、近くのスタバで一度休憩することにしました。
数時間立ちっぱなし&歩きっぱなしだったので、もう足が限界で。
夏になったら飲みたくなるゆずシトラスパッションティーを注文し、店内の席が空いていなかったのでテラス席へ。
夕暮れ時の京都の街でたそがれつつ、下鴨神社方面へのバスを調べていました。
普通のゆずシトラスティーも好きなんですが、夏に期間限定で出るパッションも好き。色合いもすごく綺麗だし、甘みと爽やかさがたまらん……!!
暑かったのでごくごくと飲み干してしまい、暇を持て余したので早めに下鴨神社方面へ向かうことにしました。
バス停までてくてくと歩き、とりあえず来たバスに乗り、京大近くの百万遍で下車。
私が関西に来て始めて出会ったカラオケ店である「ジャンカラ」の京大コンセプトバージョン、「ジャジャーンカラ」を横目に、日傘をさしながら神社の方へと歩きます。
出町柳駅の目の前には鴨川が流れており、「鴨川デルタ」と呼ばれる三角州で人々が休んでいるのや、亀石を渡って子どもたちが遊んでいるのが見えました。
京都、こういうところが好きなんだよな。
下鴨神社の近くまで行き、まだまだ明るいので一旦川辺に腰を下ろして休憩。
のんびりとした時間が流れる夕暮れ時の鴨川は、日々の疲れを癒してくれます。
しばらくの間鴨川を眺めていたら、ようやく日も落ちてきたので、みたらし祭に向かうことにしました。
とは言っても、鴨川と神社は目と鼻の先。歩いてすぐです。
下鴨神社に着くと、お祭りらしい出店がぎゅうぎゅうと立ち並んでいました。一番手前には、この下鴨神社発祥と言われている、めちゃめちゃ美味しそうなみたらし団子が!!!
思わず買ってしまいました。いや、みたらし祭に来たんだから食べるでしょ。
焼きたてほやほやの団子に、甘じょっぱいみたらしのタレときな粉がかかってる。あまりにも美味しすぎる。
割と腹ぺこだったので、それも相まって余計に美味しく感じました。本場、やっぱ違うわ。
きゅうりを丸々1本浅漬けにしたやつとかも食べました。清水寺付近に行ったら毎回食べてます。
京都は美味しいものも本当にたくさん。そんなところも好き。
軽く腹ごしらえをしていると、だんだんと空が暗くなってきました。そろそろ、みたらし祭の方へ。
たくさんの提灯が灯っていて美しい。続々と参拝客が中へと入っていくので、私もそれに続きます。
みたらし祭では、神社の中にある池に水を張り、蝋燭を持ってその中を裸足で進み、蝋燭に火を灯してお願いごとをするんです。
たくさんの蝋燭に火が灯っている様子が、夜だとより映えるんじゃないか??そう思って日が暮れてから来たわけです。
たくさんの人に続いて、私も池の中へ。
足を水につけた瞬間に、とんでもなく冷たいことに気がつきました。ちょうど暑い日だったので、ひんやり気持ちいい!でも冷たすぎる。
蝋燭を持って、池の中をゆっくりと進んでいきます。水深は脛くらい。
あまりにも人が多いのと蝋燭、靴を入れた袋を手に持っているので、なかなか写真が撮れない。
でも、ずっと来たかったお祭りだったので、雰囲気を味わうことができて満足でした。
たくさんの蝋燭が奉納されている池の奥まで進み、私もそれに倣って蝋燭に火をつけ、お参りをしました。
お参りをしたら、石段を昇って池から出ます。とても冷たい水に浸かっていたから、身体も少し涼しくなった。
納涼、という意味ではめちゃくちゃいいお祭りですね。
お参りを終えて少し進むと、水みくじを発見しました。SNSなどで見たことがあって、やってみたいと思ってたんですよね〜。
丁度いい機会だったので、おみくじを引いてみることにしました。
おみくじを水につけてしばらくすると、文字が浮かびあがってきます。そこに運勢が書いてあるというわけですね〜。
気になる私の運勢はというと……
末吉!!!!!!
そんなに良くなかった。
見づらいですが頑張って読んでみると、願い事のところには「思いすごし事やぶれるおそれあり」と書いてあります。
……チャンスを逃したらダメだってことかな?
仕事は「あそびは切り上げて始める時」。
最近遊び散らかしていたのが神様にもバレていたようです……仕事、頑張らなきゃいかんな。遊んでる場合ではないってこと。
そして気になる恋愛運!ええと、どれどれ……
_人人人人人人人人人人人_
> 片思い あきらめよ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
つらすぎワロタ。こんなストレートなことある?
失恋真っ只中なのにこんなんだめだって。
まあ、これはあくまで運勢を占うものなんで!?運勢は自分で変えられるからね!!!!
……というわけで。おみくじは神社にくくりつけてきました。これで小吉くらいにはなったでしょう。
神社を出ると、辺りはもうすっかり暗くなっていました。さっき団子ときゅうり食べたけど、流石にお腹がすいた……
ということで、夕飯を食べてから帰ることにしました。
今回は、前から気になっていたハンバーグのお店に行ってきました。その名もジェイムスキッチン。
食券で注文するスタイルで、破格ででっかいハンバーグが食べられるお店です。
めちゃくちゃ大きいのにディナーで1000円行かないってマジ?
やっぱり学生街なので、デカくて安い。もう私学生じゃないけど有難い。
熱々の鉄板の上で肉汁がじゅわ〜っと溢れ出して、こっくりとしたデミグラスソースとよく馴染む。それでいてハンバーグはふわふわだし、ご飯と合うんだよな……!!!
圧倒的大満足さんでした。本当に美味しすぎた。
京都は安くて美味しいお店多くて助かる。
というわけで、今回の私の京都散歩でした。最高すぎる休日。
まだまだ行きたいお祭りや美術館、お寺や神社はたくさんあります。
みたらし祭が気になった方は、今週末から北野天満宮でも御手洗祭があるらしいのでそちらに行ってみるのはどうでしょう?オススメです!
では、今回はこの辺で。それではまた。
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