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ヨーロッパでアトピー治った話。

注意⚠️これは個人の見解なので正しいとは限りません。


僕は子供の頃からアトピー気質だった。


春は花粉症、夏は汗疹、秋は気温の変化、

冬は乾燥で年中肌荒れ気味なのである。


子供の頃は親に皮膚科に連れて行かれて薬を処方してもらい、

一時期は治っていくのだが

薬を辞めた直後にまた再発する、

なんて事を繰り返してきた。


一人暮らしになってからは病院にいくお金もないのでほったらかしにしてたら余計悪化した。


病院の先生曰く、


アトピーの菌が長年かけて皮膚の奥にいるため、

薬を塗れば一時的に治るが

しばらくすればまた再発する。

根気よく薬を塗り続けるしかない。


と言われて

どんだけ病院通わなきゃいけないんだと落胆した。


そんなアトピーと生活を共にしたまま、

2023年の春、僕はパートナーと共に

ヨーロッパへ二ヶ月旅に出た。



人生初の海外、一番不安なのが水と食べ物。


昔、徳島から大阪へ一人暮らしを始めた時、

水の性質の違いで2日ほど熱で倒れた事がある。

日本から地球の反対側にあるヨーロッパ。

環境の違いでこのアトピーが余計に悪化しないか不安だった。


初めて訪れた海外はベルリン。

気候は乾燥しているというより、

カラッとしていて身体が軽くなった感覚がある。

日本は湿気で重く感じる。

春と夏は日照時間が長く夜の21時までずっと明るい。


食べ物はまず、

日本の野菜と比べて水々しくて美味しい。

ズッキーニとかナスの甘さが違う。

無論、パンとコーヒーは桁違いに美味い。

おそらく小麦粉の性質が違う故に、

プレーンなパンでもとても美味しく感じた。


食べ物の話題はキリがないので

ここで話したいのは食の品質だ。


例えばチョコレートなどの甘いお菓子。


日本のと比べて甘々だが、

ちゃんと砂糖の味がして美味しい。

日本のはケミカルな味がする。


驚いたのは「ファンタオレンジ」

そう、ちゃんとオレンジの味がするのだ。

いやファンタオレンジはどこでも同じ味でしょ笑

と思うかもしれないが、

実際ヨーロッパに行った人ならわかるはず。

日本のは「オレンジっぽい味」だが、

ヨーロッパのは「ちゃんとオレンジの味」なのである。


試しにケミカル代表のコカコーラを飲んでみた

日本のコーラは液体が歯にへばりつく感覚がある

こちらはフレッシュでとても飲みやすい。

砂糖控えめというわけではないのだが、

喉にスッと入ってゴクゴク飲める。


ヨーロッパの食品には

「栄養スコア表記」なるものがある。


A〜Eまでの5段階表記で

栄養の高い食品かどうかが一目でわかる。

さらに調べるとEUは「食品添加物」の規制がとても厳しい。

着色料やトランス脂肪酸などの輸入を規制している。

それほどヨーロッパの人々は食に対して敏感なのである。


ヨーロッパ旅はスーパーや市場で買い出しをして

調理して食事する生活を送っていた。


ベルリンのREWEというスーパーには大変お世話になった。

外の公園で太陽を浴びながら

REWEで買ったパンを食べたり、

寿司ライスで白飯炊いてみたり、

ステイ先の人たちとご飯を一緒につくったり

(あとベルリンはビールが0.95€なので
ほぼ毎日ビール呑んでた)



最初は食に関して不安だったが、

今となってはREWEが恋しくなるほど。


次に訪れたエストニアは穏やかな1週間だった。

ステイ先の奥様方がエストニア在住台湾人の方で

久しぶりのアジアンフードに感動した。

旦那さんはエストニア生まれエストニア育ち。

「これは僕がソ連時代の子供の時から食べてた
お菓子だよ」

と言って渡してくれたチョコレートが

甘すぎて倒れそうだった。

ステイ先の周りは自然と街が調和した

素敵な場所で北欧バルト三国の一番北側なので、

寒いのかと思いきや、

ベルリンより心地よい気温で天国のようだった。


その後またベルリンに2週間戻り、

次のオーストリアのウィーンで

このエストニアご夫婦と再会した。


ディナーでご一緒した時、奥様にこう言われた。


「あれ?リク(私の下の名前)。アトピー無くなってるね!」


私はその時、肘の裏、首周り、額、背中の肩甲骨のあたりを確認した。


確かに無くなっていた、

自分で全く気が付かなかった。

「あと、すっかり顔色よくなったね!
ヨーロッパ旅を満喫してるのね!」

とも言われた。


初めて会った時、

私はどんだけやつれた顔と肌をしていたのだろうか、、、。

恥ずかしい反面、

長年薬で治そうとしていたアトピーが、

まさかここで治るとは

思いもよらぬサプライズだった。


そして、二ヶ月と1週間のヨーロッパ旅も終わり、
日本に帰ってきた。

29年間日本から出た事がなかった自分にとって

初めて客観的に見る日本だった。

まるで「日本」という外国に来た気分。


日本に降り立った時に感じたのは

シンガポールと同じぐらいの「湿気」

むわっとした、まるでサウナのような気候。

スペインのマドリードとは違う汗が滲み出る。

電車に乗ればみんな暗い顔でスマホを眺めてる。

誰1人会話してない。

お通夜か?


喉が渇いたので炭酸が飲みたいと思い

自販機でコーラを買う。

ベルリンで買った美味しかったコーラ。

日本も同じだろうと思って一口、



まずっ!!


なんかおかしいと思って二口目、

まずっ!!!


裏面の表記を見た時に、そこに書いてあった

「ブドウ糖果糖液」


そう、コーラは世界各国で味が違う。

このブドウ糖果糖液を含んでいるコーラは

日本だけ。

ましてや日本のありとあらゆるジュースや

お菓子にこいつが含まれている。

今まで気にした事なかったが、

僕は初めてこの

「ブドウ糖果糖液の味」

を体感したのだった。


その後、ずっと日本で食べるまで我慢するぞ!

と意気込んでいたラーメンの油で腹を壊し、

1週間ほど下痢が治らなかった。


実家に帰っていたのが幸いだが、

せっかく親が作ってくれた日本食が

全く口に入らず、

ジュースやお菓子はもってのほか。

あのコーラの味がトラウマで

お茶ぐらいしか胃に入らなかった。


1週間してなんとか下痢は治ったものの、

帰ってきた時期が夏で

夜はクーラーをつけても寝苦しい。

湿気と気温の高さで汗疹が再発。

下痢、そして食べ物が美味しく感じれないストレスで蕁麻疹を起こしてしまい、

それがトリガーとなって

アトピーがすっかり元通りになってしまったのである。


そんな僕を見かねて

「病院に行ったら?」と心配してくれたが、

反対した。

だって病院に行っても薬塗っても治らなかったじゃないか!と。


しばらくして日本の生活に元通りになった頃。

仕事のお昼休憩は職場の屋上で

太陽の下で食べるのが日課となっていた。


ふと屋上から街を見渡すと、

ドラッグストア、クリニック、

内科、外科、なんとか医院、

も一つドラッグストア、、、。


日本の街は医療関係の施設が多すぎるし、

薬に頼りすぎている。


僕が思う日本人の病気の主な原因は

「ストレス」と「食品添加物」だ。


つまり、ヨーロッパでアトピーが治ったのは

「ストレスをあまり感じない環境」と

「食品添加物の含まれてない食生活」

の二つにあると思う。


実際に日本の特に加工食品の裏面表記を見てほしい。

一体何が含まれているのか、

それは本当に将来的に見ても安全なのか。

発がん性物質なのではないか?

僕らはそれを知らぬまま

「安全だろう」と思い込んだまま食している。


確かに日本の医療は世界トップレベル。

病気になったらすぐに病院に行けるし、

健康保険のおかげで安く診察が受けれる。

食品もきちんと衛生管理されていて

消費期限管理も徹底して管理されてて

安心安全に思える。


しかし、原因は我々の

「大丈夫だろう」

という医療や食品管理の

「安全神話」に浸りすぎていることにある。


絶対的な信頼のゆえに、

いつのまにか医療ビジネスに巻き込まれているのである。


薬に頼るより、

環境を変えた瞬間あっさり治ってしまうなんてこともある。


医療に頼る前に、

自分の生活や環境を一度客観的にみて、

根源を探る。

そして原因は意外なところにあったりする。


つまり、視野を広く見ることが大切なのだ。


だから僕は、

アトピーを治すために

またヨーロッパへ行く。



そう決めたのである。


おわり


ヨーロッパ旅を経験してこちらの楽曲アルバムを作りました
是非聴いてくださいね
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