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ミュージシャンは即興ダンサーと戦えるか。


みなさんこんばんは



ライブルーピングアーティストの

夕方の豊野です。


ひとまず、こちらのライブ映像をみてください。



これ、完全即興です。


ちなみに、横で一緒に演奏しているおじさまは

まったくの初対面の方でした。即興ならではですね。



ダンサー白井真優氏とはよくコラボしますが

今回のイベントは

「リハーサルしないの?」と聞いても


「しない。」

の一点張り。


当日までなんの打ち合わせもなく、

「あなたの思うように楽しんでやればいいのさ。」

とだけ言われてこの即興セッションライブに挑みました。


はっきり言って私は即興表現アーティストではありません。

ライブルーピングアーティストとして、結構決め打ちするタイプです。


だいたい一ヶ月前に30分のライブセットをせっせこ準備しては、

それを使い回します。

何故ならばライブルーピングはややこしいからです。


機材のことや、演奏面、お客さんとの空気感などなど、

考えることが多いのですが、

ライブ中はテンパってしまうので

なるべくそうならないように僕は前もって準備します。



白井真優氏は即興表現のプロです。


つい先月までベルギーのとある即興表現のアカデミーに

一ヶ月間武者修行でそこに滞在し、

バチバチに仕上がった状態でヒヨッコのわたしとのライブなので、

私は不安で仕方がありませんでした。


今回出演したイベントは

「カンタとタケル すいめんのうら」という

小学生お二人兄弟の写真と絵のアートギャラリーでのイベントでした。



小学生とは思えぬ写真のセンスと、子供らしい可愛げのある手書きイラスト、

そして今回オーガナイズしてくれた「音工房○のマギさん」の

展示プロデュースによって、素晴らしい空間に出来上がっていました。

その展示会の2日目オープニングセレモニーとしての出演でした。


本番まではどんな機材で挑もうか悩みました。

いつものフルセットで挑むには

ライブハウスぐらい大きなスピーカーでないと迫力が出ません。


今回は展示会なので、大きなスピーカーはありません。

持ち込みで家庭用スピーカーのみで、

いつものようなダンサブルなジャンルは不向きです。


かといってシンセサイザーでふわ〜みたいなアンビエントは

カンタとタケルくん達の無邪気なアート空間にはつまらない感じになる、、、。


ということでこちらの機材セットになりました。


このセットはかつて、野外の公園マルシェで組んだ

シンプルライブルーピングセットになります。

ビートボックス、ギター、歌、ルーパーで魅せるパフォーマンスが出来ます。

これで公園で演奏するとたまに、

子供達が寄ってきてはみんなで踊ってくれたりします


それとクラベスなどの小物パーカッションも加えて

いろいろ録音して遊ぶスタイルにしました。

僕的にはあの貝殻をいっぱい連ねたカシャカシャ鳴る楽器が欲しかったのですが



持ってないな〜と思っていたら

突然参加した右のおじさまが

”鍵束”をカシャカシャしてくれたので

「その手があったか〜〜!!」と一本取られました。


あと尺八も持ってきて吹こうと意気込んでいたのに、

白井真優氏に本番中放り転がされたので

使えませんでした。


吹きたかったのに、、、(;´・ω・)


メインの機材として持っていったRC202は

本当に活躍してくれました。

以前こちらの記事でも紹介しましたが

インプットエフェクトとアウトプットエフェクトを

直感的に操作出来るRC202は

こういったセッションの現場に最適です。

モジュラーっぽいことやDJプレイもできます。



今回の即興ライブとしての出来栄えは、私的に

「まあまあなんとか出来たな」

と言ったところです。


即興アーティストではないとさっき言いましたが、

なんだかんだ即興表現のワークショップに参加していたので、

”空間を読む”練習はしていました。

こちらが先月参加した即興表現ワークショップです。

ただ今回は二人なので、空間の読み合いになります。


「今は盛り上げていくべきだな」とか

「ここでしんみりさせようかな」「いきなり大きい音でぶった斬ろうかな」

などなど。


お笑い番組での即興コントに近い感じです。

お客さんが見ている状態ですので、

絶対に「飽きさせないこと」が条件となります。


見ている側として、ずっと激しい感じはしんどいですし、

静かな状態が続くのも眠たくなってしまいます。


30分間、空気感、白井真優氏、楽器、機材、お客さん、横のおじさま

常に見えない物、見えてる物たちの言葉を使わず

読み合いする作業は、

とてつもなく神経を使うライブでした。  



ただ、今まで決め打ちしてライブをしてきた私にとって、

完全即興で30分以上のセットをやり切ったこと。

しかもミニマルセットなので、

この機材セットでも出来るんだという確信にもつながったこと。


何より結果的に楽しめたことは大きな成果でした。



動画で見返してみるとなかなかにカオスです。


正直私はこのライブについては”何が正解か”は分かりません。


というか正解も不正解もないんだと思います。


要は

「空間がどう動いたのか」

というところにあるんだと思います。



さて、みなさんはこのライブを見てどう感じたでしょうか?

このnoteのコメント欄、またはYoutube側のコメント欄に

書き込んでいただけると嬉しいです。




ちなみに、

2024年4月28日

大阪環状線 野田駅近くの

Live-art-bar MagaYuraにて

白井真優氏and夕方の豊野プレゼンツ

「わくわく!みんなで表現クラブ」を開催します。


こちらでは即興表現にご興味ある方、パフォーマンスしたい方を

大募集しています。

詳しくは下記インスタにて

https://www.instagram.com/p/C4o3W5ux1A0/?igsh=YXpiMXBqa3MwajNn

参加したい方はインスタDMもしくはここのコメント欄からでもOKです!



お待ちしております!


 
おわり


toyono in the eveningの楽曲はこちら
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