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私のヨガで生きていこうと思ったこと

こんにちは。Yuuです。

早いものでヨガを始めて18年、指導歴が12年になるヨガインストラクターです。米カリフォルニアYogaWorks認定講師として全米ヨガアライアンス200時間ヨガ指導者養成コース(RYT200)を担当するティーチャートレーナーとして活動しています。

今日は初のnoteなので、私がヨガを始めたきっかけやヨガで生きていこうと思った経緯について書いてみたいと思います。

活発な幼少時代に訪れた喘息との戦い

1983年、元気いっぱいの次女として生まれた私は、4人兄弟で最も活発でした。とにかく走り回るのが大好きで、弟たちを従えて近所をはしゃぎ回っていたようです。

しかし、小学校に入った頃から息苦しい症状が出始め、病院で診てもらうと喘息の診断が。
喘息の発作が起こると、病院に行くにも前に進めず、5歩進んでは止まり、5歩進んでは止まり、そんな私を祖母が優しく付き添ってくれました。子供ながらに「おばあちゃん、ごめんね…」と思っていたのを良く覚えています。

ちょうどその頃に親友ができて、一緒にソフトボール部に所属し、私たちは毎日練習に勤しんでいました。

実はその彼女、なんと毎年入院するほどの重い喘息もち。
発作が出るとすごく苦しそうにしていました。
共通するつらい経験を味わいながら中学に進み、私は次第に重度の症状は出づらくなっていきました。

ところが親友は中学になっても毎年入院を繰り返している状況…
症状が出ると相変わらずつらそうで……

それからしばらくして、あれ?今年はなんだかひどくならないね、なんて話していたら「実はヨガ始めたんだ」と教えてくれました。60歳くらいの熱心な先生で…と話を色々聞いているうちに興味が湧いてきた私は、親友に誘ってもらいヨガ体験へ。

最初はポーズもわからず、周りを見ながら必死についていく私でしたが、ヨガが終わると心身ともにスッキリとした感覚に包まれました。それから私はそのヨガの先生から学びを深めるため、教室に通い始めました。

健康に対する情熱を育んでくれた出来事

そんな折、母親が子宮体がんにかかり、一気に痩せ細ってしまいました。
まだ私も高校生。
母親が入院する間、私は家族の料理やお弁当作りを担い病院に通いました。
幸いにも手術は成功して母は元気を取り戻しましたが、ごくごく普通に元気で健康でいられることが、いかにありがたいことかを実感しました。とても不安な気持ちで過ごしたのだと思います。

やがて私は、健康に関する仕事に就きたいと考えるようになり、ヨガインストラクター養成コースに参加することを決めました。卒業後はヨガスタジオで働くことができましたが、自分自身でクラスを開催する自信はすぐには持てませんでした。

そんなとき、まだ日本では紹介されていなかった、米国「Yogaworks」インストラクター養成コースが日本でスタートすることになり、私は改めてこのコースを受講することになりました。

Yogaworksは、1987年にアシュタンガ、アイアンガーなどの伝統的なヨガの上級指導者が3人集まり、解剖学的アプローチで現代人にフィットした指導法が確立していて、それぞれのポーズが心身に与える影響を深く知ることができました。

ふわっとした抽象的な指導をどう解釈すればよいかモヤモヤしていた視界が一気に晴れ、私は自信を持てるようになり、参加者に合わせてクラスの内容をアレンジできるレベルになり、その後できる限り学びの場に参加しては成長を実感できるようになりました。

私の人生には喘息、親友、そして家族の病気がありましたが、これらの経験が私にとって大切な糧となり、健康に対する情熱を育んでくれました。その経験がヨガインストラクターという道へと導いてくれました。

学ぶことから、学びを伝えることへ

とにかく私は、来日する海外講師のコースや自分の興味の広がりに逆らうことなく、次々と学んでいきました。学ぶというより探求に近い感じで、いろいろな講師から得たエッセンスを実感しながら贅沢な時間を過ごしていました。

中でも、Yogaworksシニアトレーナーのジョン・ゲイドスから直接学んだ解剖学をヨガポーズに生かす方法や、ジェニー・コーヘンから学んだ実践的な知識やティーチング手法でクライアントを見る力を養うことができました。この成果により、私のクラスは70人ほど講師が所属する大手ヨガスタジオのなかでもトップクラスのリピート率をキープできるようになりました。

私のクライアントには妊娠した方もいらっしゃいました。

健康課題がきっかけでヨガを始めた私ですが、女性として特別な時期を過ごす彼女たちをサポートできる喜びも学びのモチベーションとなり、マタニティヨガ資格コースを学んだり、Yogaworksの最高峰コースであるRYT500時間コースの卒業課題のテーマにマタニティーヨガを選びました。

女性の身体は、産前産後で大きく状態が分岐し、その後の人生にも大きく影響します。マタニティヨガを学ぶことで、幅広い年代の女性に起きる様々な身体の変化を起点から理解が繋がり、腑に落ちたように感じました。

そして2014年、ついにYogaworksの資格コースを教える立場としてマタニティーヨガの講義を担当する機会をいただくことができました。

自分自身が産前産後のステージへ

2015年、私は人生の新たな章を迎えることになりました。
第一子を妊娠し、これまで学んできた知識を自らの体で実践することができました。

妊娠中は、疲れやすさ、眠気、腰痛、つわりといったマイナートラブルに悩まされましたが、ヨガを続けることでそれらに対して身体がどのように反応するのか、自分の体を通して体験することができました。

ただ、残念ながら私が行いたかったマタニティーヨガの一部は、人気のレディースクリニックで出産予約を取ったため、実現できませんでした。

出産後、私は長期にわたって仕事を休み、子供と向き合う時間を過ごしました。仕事を休むことによる焦りや不安、復帰後の不安といった悩みにも直面しましたが、この期間は自分の人生と仕事の両立を考える良い機会となりました。

ヨガは人の心や体を変える素晴らしいツールであり、私はこれを一生涯通して伝えたいと強く感じ、Yogaworksのトレーナーになる決意を固め、2017年に仕事に復帰しました。

復帰後の2018年、私自身がトレーニングを受けたジョンゲイドスのアシスタント講師に起用され、働きました。

その後、第二子を妊娠。

妊娠、出産、閉経など女性が経験する人生の様々な局面に興味を持ち、高尾美穂先生の骨盤底筋トレーニングと産前産後ヨガのトレーニングを受けました。

高尾先生の講義は、私が好む論理的なヨガの伝え方にぴったりでした。高齢化社会の問題と向き合いながら、女性の人生を学ぶことができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。これを機に、私は一生を通じてヨガを多くの女性に取り入れてもららいたいという思いがさらに強くなりました。

学びを深める中で、第二子の出産は助産院で自然な分娩ができる環境を選びました。妊娠期の過ごし方やヨガの取り入れ方を学び、自然な体制で出産することができました。また、助産院の先生から紹介された助産師であり鍼灸師の奥村まりさんとの出会いは、私にとって大きな影響を与えました。妊娠中に何度もまりさんの鍼灸を受け、出産後もその効果を実感しました。さらに、ベビーマッサージや産後の女性の体に関する講座も受け、その知識をさらに広げることができました。

第二子出産後、半年後には私が初めてトレーナーを務めるYogaworks 200時間コースを開催しました。産後の体調が整っていない中での開催であり、初日は緊張で眠れないほどでしたが、海外講師からの励ましの言葉を胸に、前に進む決意をしました。幸いにも受講生の皆さんは素晴らしいメンバーで、充実した第一回目の講義を終えることができました。

私の人生はヨガと出会い、さまざまな経験を通して成長してきました。
これからも多くの女性にヨガを伝え、一人ひとりの人生に役立ててもらいたいという情熱は止まることはありません。ヨガは私たちの心と体を癒し、成長させてくれる素晴らしいツールであり、私はこれを一生涯通じて伝え続けることを誓っています。

そして、第二子の出産後、本格的に仕事に復帰しようとした矢先、世界を揺るがすコロナショックが起こりました。私は復帰を目指すも第一回目の緊急事態宣言によって育休が延長されることになりました。

しかし、この延長期間に私は人生が変わる出会いを果たすことになりました。

これからの自分の人生に積み重ねていきたいこと

その出会いは「ザ・コーチ」の著者であるライフコーチの谷口さんです。

谷口さんはコーチングを通して、クライアントに気づきを与えながら思考を整理し、前進するための行動を促す方法を教えてくれました。

決してクライアントを誘導したり教えたりすることなく、クライアントの中にある答えをクライアント自身が見つけていくプロセスが、ヨガ哲学のエッセンスそのものだと共感しました。

私も谷口さんからフィードバックを受け、これからの人生で積み重ねていきたいことがクリアになりましたし、Yogaworksが伝統ヨガ ✕ 解剖学として理解しやすかったことと同じように、ヨガ哲学 ✕ コーチングによって現代にあった人生を前進させる術となることを確信しました。

育休明けにコロナショックという未曾有が重なる事態となってしまいましたが、私にとっては新たな道を見つける機会となり、今まで以上にヨガと共に歩む決意を固める貴重な時間となりました。

RYT200時間の次に学ぶとオススメなのは

先ほど少し触れましたが、産前産後の体の変化を知ることは、その後の女性の人生に寄り添う上で非常に役立ちます。また、デリケートな妊婦さんの身体をサポートできることは、大きな自身にもつながるでしょう。

2023年6月7日より、第1回目のマタニティーヨガ産後インストラクター養成コースを開催することとなりました。これから女性の体について学びを深めていきたい方は、是非ご参加をご検討ください。

詳しい内容については次のnoteで解説していきますので、お読みいただけたら幸いです。


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