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ビジネスマンは勤勉より先に「良き」人であれ。
みなさんはビジネス書を読んでいますか?
僕は殆どと言っていいほど読みません。
ただし、バイブルとしている本は数冊あります。
そして、金言としている言葉があります。
今回はビジネス書と、その金言を通してビジネスマンが業務以外でどうあるべきなのかを考えたいと思います。
ビジネスマンはまず「良き」人であれ
ビジネス書の話を初っ端からへし折ってあれですが、まず、ビジネスマンはビジネス書を読む前に「良き」人であることが大切です。
では「良き」人とはなんなのでしょうか?
それは当たり前のことを当たり前にできる人のことです。
ここである漫画のセリフを引用します。そしてこれが金言です。
誰にでもできることを、怠けずにやりなさい。そうすれば(中略)サラリーマンという名のプロになれます。
この作中ではこのセリフの後、良い大学を出た恵比寿課長が、新人時代全く仕事ができず、葛藤したのち、誰にでもできることを努力して怠らないようにし、成績を伸ばすという回想描写があります。
サラリーマン、すなわちビジネスマンは誰にでもできることをすることでプロになれる。
では、誰にでもできることとはなんでしょうか?
誰にでもできること
作中で、様々な「誰にでもできること」が述べられていますが、ここでは『入社1年目の教科書』という本を参考にしてみましょう。
紹介文のところに3つの原則があります。
仕事の原則1「頼まれたことは、必ずやりきる」
仕事の原則2「50点で構わないから早く出せ」
仕事の原則3「つまらない仕事はない」
まず、これが、大前提の当たり前のことです。
できていますか?他にもこの本には、私たちが忘れてしまいそうな当たり前のことが書かれています。
ところで、「誰にでもできること」と「当たり前のこと」の違いはなんでしょうか?
結論から言うと同じです。
ただ、この文字列には語弊があって
「誰もができなければならないこと」
「当たり前に行わなければならないこと」
が正しい表現です。できてない人が多いので。
ビジネスマンより先に「良き」人であれ
上の『入社1年目の教科書』では「社会人」として当たり前のことが書かれています。しかし、私たちは人である以上、先に人として当たり前のことを当たり前に行わなければなりません。
それは例えば
挨拶
人に感謝する
人を思いやる
芯を持つ
などのごくあたり前のことです。そして、
他人からの恩を当たり前だと思わないこと
もあります。
できていますか?
簡単に言うと「ありがとう」と「ごめんなさい」を素直に言いなさい。と言うことです。
これができて初めて「良い」人になり、その次の「プロのサラリーマン」になることができます。
「良き」人になるための訓練
こんなの当たり前じゃないか。と思った皆さん、上司や同僚、部下、家族、友達、全員にできていますか?
おそらくどこかで意思の疎通を簡略化してしまって、できてない部分もあるのではないでしょうか?
「当たり前のことを当たり前にする」
これを身につけるためには一朝一夕ではいきません。
メモをとり、何度も見返し、何度もインプット、そしてアウトプットをして、初めて会得できます。
何度も何度も実践に立ち、アウトプットをしPDCAサイクルをガンガン回すことが最も重要です。
意識しなければ人間はすぐに怠り忘れてしまう生き物です。毎日チェックを行い、毎日心がけて初めて「良き」人になれます。
ビジネス書に通ずるもの
さて、ビジネス書を読み日々勉強をしている方もいらっしゃるでしょう。
その本、一回読んだだけで満足してませんか?
一回読んだだけでは全く身につきません。
「良き」人になる方法のように、何度も読み込み、何度もアウトプットして、初めて会得することができます。
知識を持つだけでは役に立ちません。
適切なタイミングで、適切に使ってこそ、知識は役立ちます。
受験の時に沢山の参考書に手を出すより、一冊をやり切りなさい、と言われたように、ビジネス書もバイブルを決めて、何度も何度も読み込み、アウトプットをするーアウトプットをする機会を増やしてみてはいかがでしょうか?
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