見出し画像

スペイン語レッスン4:冠詞の世界

冠詞は外国語特有のフレーズだ。
スペイン語の冠詞自体は大したことない。

 今日は冠詞について、簡単に触れていきたいと思う。基本的に日本人のほぼ100%の人が英語の授業を学校で受けているので、恐らく「冠詞」という言葉自体は一度聞いたことがあるだろう。だか、その機能、役割についてはあやふやになっている人も多い。 
スペイン語は例に違わず、冠詞をしっかりと使う言語だ。英語と基本的には変わらない。そして、冠詞の種類もそこまで多くはない

冠詞:単語の種類を簡単に規定する単語

定義も極めて明快だ。その単語がどういうタイプの単語かを一目でわかるようにしてくれるのが冠詞だ。既知のこと、知らないこと、女性名詞か男性名詞か。ここらへんをクリアにしてくれる。

女性名詞: la,las
男性名詞:el,los
知らないもの:un,unos,una,unas

女性名詞か男性名詞かは単語を覚えていくタイミングで付随的に学んでいくので、そこまで難しくはない。また、既に知らないことについてはun-から始まる冠詞を名詞の性数に合わせて変化させればオーケーだ。

 では、冠詞で難しい点は何か?それは、会話をする際に「明確な定義をフレーズに与えてしまう点」だ。当たり前のことを言っているように聞こえるが、実際にネイティブと話すと、非常に指摘されるのが冠詞なのだ。

El gobierno nesecita hacer una politica. 
(訳)政府は政策を行う必要がある。
El gobierno nesecita hacer unas politicas.
(訳)政府は政策を行う必要がある(ただし、いくつも)。

このように書けば単純なのだが、日本人の場合、以下の思考プロセスが会話を邪魔してしまう。

【政策】
単語自体にいくつもの政策(税金対策、子育て、公衆衛生対策など)が含有されているので、「政策」という言葉自体を複数形にする必要はない。

要すれば、日本人は単語それ自体が複数形的なニュアンスをもっていると認識しているので、あえて外国語を喋る時にその単語を複数形にしようという発想、思考プロセスが抜けて落ちてしまうのだ。

従って、何気ない会話の中において、先に述べた例のようなフレーズの使用方法を誤ってしまうのだ。
スペイン語を話す時は、初学者の場合においては、常に複数形で話すべき単語が否かを確認した上で単語を覚えておくと、ネイティブとの会話の際に冠詞で躓くことが少なくなるだろう。

というわけで、一緒に頑張りましょう!🤞

グアダラハラ旧市街地にあるグアダラハラ大学図書館にて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?