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ヨーロッパの野球を観る

 あまり口にはして来なかったのですが、私はヨーロッパの野球が好きです。OOTP15でフーフトクラッセとセリエAを知って以来、日本から観られる試合はなるべく観るようにしてきました。もともと、関西の方にとっては吉田義男さんがフランス代表に野球を教えていたこともあり、ヨーロッパの野球に対しての知名度は多少なりともあると思います。ただ、今回WBCに出場するチェコ代表、イギリス代表に関しては、私も正直勝ち上がってきた時には驚きましたので、試合を観るのが楽しみだったのです。

 日本代表は母国なので応援していますけれども、国際大会といえば、普段観られないチームを綺麗な画質と解説つきで観られるのが嬉しい。

 素直に申し上げますと、OOTPで掘り出し物の選手を見つけるために最初はヨーロッパの野球をチェックしていましたから、そういう動機がないと観てみようという方はなかなかいないのかもしれません。アレッサンドロ・マエストリ投手がいた時は追いかけていたのですが、最初は選手もまったく知りませんでしたし、今もすべては追えません。(選手の入れ替わりが激しいので、スタメンでも全く知らない選手がいるのは普通です)

 しかも、結構チーム数が多くて、ベルギーやオーストリアにもリーグ形式の組織があるので、全チームを追いかけるのは不可能です。独立リーグも含めると、もはやいくつになるか。

 先ほども少し綴りましたが、ヨーロッパには楽しみな選手や野球の世界ランクで上位に入る国のトップリーグにはいないタイプの選手も少なくありません。マックス・ケプラー選手、ブレンダン・ドノバン選手、WBCにも出場しているクリス・リード投手のように、MLBでも実績を残そうと挑んでいる選手もいるのです。

 キュラソー、アルバ出身の選手やヨーロッパにルーツのある選手のことも加味すると、これから先に期待を寄せたくなる理由もわかっていただけるかと思います。(実際、19世紀や20世紀初頭にはヨーロッパ出身の選手が何名か活躍していました。スコットランド出身のジム・マコーミック投手は265勝を記録しています)

 ヨーロッパの選手もそうですが、インド、中国、ブラジル、アフリカでさらに野球が盛り上がっていけば、なかなか面白い展開が待っているのではないでしょうか。さすがにサッカーのワールドカップやクリケットのようにはいかないかもしれませんが、世界にはまだまだ私たちの知らない才能がいると信じたいのです。

 P.S)Twitterで各国の野球情報をつぶやかれている赤味噌さんという方がいらっしゃるのですが、寝ている時以外はずっと野球を観ているんじゃないかと思っているくらい、さまざまな国やウィンターリーグの選手たちのデータを持っています。赤味噌さんはいつ寝ているのでしょうか……

 2023.3.11
 坂岡 優

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