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「a."local"~(知っている人②)」


 「漁港のスロープ」魚種も多彩でクラシカルな釣りスポットの一つ。


朝凪の海岸を歩く。


夜明け直後の海岸線を見ると、まれに現れるこのエリア特有の「鮮やかな空と海の色・静けさ・無限の広がりを感じる鏡のような水面」は、昔からほとんど変わらない風景。(建物以外は)

近辺にある地名「漲水・はりみず」の名の通り、「水を張った状態」が由来なのかとイメージしてみる。

(ちなみにこのような凪の状態を、宮古島方言で「ピィス゜ターとしている」と習い、ま〜んてぃ〜や〜(そうだね)と納得し現在も使っています(「ス゜」は口をイを発音する形で「ス」と発音します))


荷川取漁港にて


やがて実家近くの荷川取漁港に差し掛かり、老舗「丸金ストアー」を左へ曲がり漁港へ。「店の正面から海だった」昔の写真を実家で見た事を思い出す。
筆者が生まれる直前(昭和50年代)までこのような状態だったそうで、当たり前だが記憶にないのは残念でならない。

記録写真のありがたさを改めて実感する。



「スロープ」波紋を眺めていた昔。変わらない風景がここにもあった。


この場所を知りつくした人


漁港スロープで年配の地元男性が一人釣り糸を垂れていた。
餌を付ける仕草がないため、不思議に思い仕掛けを見せてもらう。
「針とオモリ」のみのクラシカル、いや、原始的な仕掛けであった、、、???

恐る恐る「餌は何ですか?」と質問すると
「いらん!!勝手に掛かる」の一言。

仕掛けを見てもやはり「針とオモリ」のみ。ますます謎が深まったまま眺めていると、釣るわ釣るわ。30cmほどのリュウキュウドロクイ(方言名:アサツン)※を次々と釣り上げたのでした。「嘘だろ、、、」釣り師「ホラな」と一言。

「これぞ知り尽くした人・・・・・・」
私は唖然としました。「この世の中、知らないことが多すぎる!!」


「狐につままれる」感覚のまま帰路へ。

わずか2時間ほどの間の出来事でしたが、まだまだ懐かしいカケラは残っており、少しずつ発掘することを今後の楽しみとしつつ、改めて「地元の魅力」に気づいた散歩道でした。

地域の隠れた魅力、発掘します!!

ちなみに知ってる人①は私のインスタグラム過去記事です。
よろしければどうぞ😊

https://www.instagram.com/p/C3pnXN2vATn/?img_index=1



伝統行事「荷川取ハーリー」

参照サイト 
【平良港湾事務所:平良港見聞録より】

※【リュウキュウドロクイ:WEB魚図鑑から】

https://zukan.com/fish/leaf75684_identify#leafFlagment


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