#106 膝の痛みにつながる腓腹筋(ひふくきん)の硬さ
こんにちは、ゆうです。
前回、ヒラメ筋のお話をしました。(記事コチラ)
今回は、主に腓腹筋(ひふくきん)のお話。
突然ですが、あなたの腓腹筋は柔らかいですか?
(突然なにっ?!w)
下記のストレッチをして確認してみよう!!
「膝関節の伸展が困難なため膝が少し屈曲」したり、
「かかとが浮いてしまう(底屈)」方は、腓腹筋が硬いと考えられます。
硬い人の例① 膝が屈曲している
↓↓
硬い人の例② かかとが浮く
↓↓↓
腓腹筋が硬いと何が困るか?
→膝の痛みやアキレス腱断裂の原因につながる可能性があります。
詳しくみていきましょう。
◆腓腹筋とは?
ふくらはぎ部分にある、2つのハートの形の筋肉です(下図)
膝関節と足関節の両方の動きに関わる筋肉です。
ちなみに、ヒラメ筋は足関節の動きのみに関わります。
これらの筋肉は、
「歩く、走る、ジャンプする」といった動作をするときに使われています。
つまり、毎日使っている大事な筋肉!!
さて、腓腹筋とヒラメ筋の違いは?
実際の動きを見てみるとわかりやすいと思います。
下図では、両方とも足関節底屈(かかとを上げる)の動きをしています。
違いは、膝関節を進展(伸ば)しているか屈曲して(曲げている)かのみ。
筋肉はピンと張っている時に力を発揮しやすいのですが、
膝関節を屈折すると腓腹筋が緩むため、
その状態で足関節底屈をすると
ヒラメ筋の方が発揮されやすくなります(右写真)
例えば、バスケのガードや野球の内野手のように、
膝関節の屈曲をする場面が多い人は、
ヒラメ筋が発達していると言えます。
腓腹筋は急激な動きに対応できるのに対して、
ヒラメ筋は立ち姿勢を維持するなど、下腿を固定する役割を果たす、
といった違いがあります。
そしてこの腓腹筋、ヒラメ筋と異なり膝を跨いでいるため、
硬くなると膝の痛みの原因にもなりうると言われています。
腓腹筋を柔らかくすること大事!!
さらに、腓腹筋とヒラメ筋の両者の柔軟性を高めると、
アキレス腱断裂を避けることにもつながるんです。
アキレス腱は2つの筋肉両方に付着しているため、
筋肉が硬くなり柔軟性が下がると
アキレス腱への負担が増え、アキレス腱断裂の原因となりえます。
普段からのストレッチ大事ですねぇ!!
最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な1日をお過ごしください。