夢見る時間

「何でも叶うとしたら何がしたい？」
私は、そんな質問をされるのが苦手だった。何がしたいのか自分でもよく分からずに人生の大半を生きてきたから。
このままじゃ何かやばいと思ってやりたい事を探して色んな事に手を出しては、すぐに飽きて辞めてしまう。

その頃の私は、自分には無理だと思ってしまって、理想の未来を思い描く事をとても難しく考えていて日々悶々としていた。

そんな私が自分を知る為に、文章を書いたり内観する時間を多く作り自分と向き合う作業に没頭した。心理学を学び、瞑想をし、少しずつ自分を俯瞰して見られる様になった。

そして、最近は夢を見る時間がやっと楽しく感じられるようになってきた。夢って、そんなに真剣に考えなくても、心の中でまずは温めるだけでもいい。人に言えなくても良い。夢を見ている間、人は自分の未来を創造している。叶っても叶わなくても、夢見る自由は全員にある。

まずは、ちょっとだけ贅沢する時みたいに嬉しい気持ちになる未来を自由に思い描いてみる。そこから、自分が本当に望む人生がはじまっていく。

ミツマタ
花言葉✳︎強靭