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あたたかな贅沢
凍えるような半日の屋外での作業を終え、夕方と夜の間の時間に家へ帰る。中には人がいたので少し暖かい。暖房をつける。体中がじんじんとしてあたたまる。夕飯を食べ、少しハロウィンらしいお菓子を食べる。そして贅沢にもドーナツとコーヒーも。あまり集中せずに、笑える映画を観ながら。私は食べ物と飲み物の組み合わせの中では、このドーナツとコーヒーというのが一番幸せだと思っている。とてつもなく安心する。
今日もしあわせだ、と思う。温度だけに限らず、あたたかさというものは幸せという、不確かで半ば信用できない概念とほとんど一致する。みんなもそう思っているのかなあ。そうだとしたら、それはなんというか、幸せなことだと思う。
映画を観終わり、日付が変わる少し前の時間。この瞬間に一緒にコンビニへ歩いて行けるような相手がいればしあわせだあと思う。ぼんやりと。それも、やはり、あたたかさのせいだ。