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マンゴーの切り方や食べ頃は?栄養&アレルギー情報も


常夏の南国を思わせるトロピカルフルーツ、マンゴー。独特の芳香と濃厚な甘さで、生のまま食べるのはもちろん、マンゴーラッシーやマンゴープリン、かき氷などにするのも人気ですよね。以前はスーパーで購入できるのは輸入品だけでしたが、近年では国産品も入手しやすくなっています。今回はマンゴーの品種や選び方、食べ頃、栄養、アレルギーなどについて紹介。マンゴーを華やかに盛り付けたいときの切り方「花切り」もチェックしてみてくださいね。




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【特徴】世界3大フルーツのひとつ。
国産の完熟品も人気😆

マンゴーはウルシ科マンゴー属。常緑樹で木の高さは10〜30mほどになります。トロピカルフルーツの代表格で、原産地はインドから東南アジアにかけた地域。「チェリモヤ」「マンゴスチン」とともに、世界3大フルーツ(世界3大美果)のひとつとされています。

マンゴーはトロピカルフルーツらしい強い芳香と、濃厚な甘み、なめらかな舌触りが特徴。真ん中に大きめの種がひとつあります。


🌟主な輸入先はメキシコ、タイ、ペルー、台湾
など。完熟すると日持ちしないので、未熟な状態で収穫、輸送されます。

国内の主な産地は沖縄県、宮崎県、鹿児島県で、旬は7〜9月です。日本の気候では沖縄以外で露地栽培はできませんが、ハウス栽培の技術が高まったことで沖縄以外の国産完熟品も出回るようになりました。

📖マンゴーの品種は、世界で1,000種以上、日本に輸入されているだけでも10種以上あります。日本では、皮の赤いものを「アップルマンゴー」、黄色いものを「ペリカンマンゴー」と簡易的に大別することもありますが、品種としてはより細かく分類されます。

■マンゴーの主な品種


●アーウィン種

アップルマンゴーの代表品種。形は卵型で、皮がりんごのように真っ赤になり、重さもりんごほどです。濃厚な甘さとなめらかな食感が特徴で、日本で最も多く生産されているのがこの品種。宮崎県のブランドマンゴー「太陽のタマゴ」もアーウィン種です。

●カラバオ種

熟すと黄色く、平べったくて細長い形がペリカンのくちばしに似ているため、ペリカンマンゴーとも呼ばれます。日本に輸入されるペリカンマンゴーはほぼフィリピン産。甘みと酸味のバランスがよく、比較的リーズナブルで、スーパーでも入手しやすい品種です。

●ナンドクマイ種

タイ産の主要品種。見た目はペリカンマンゴーに似ていますが、ひと回り大きめです。ナンドクマイとは「花のしずく」という意味で、先が尖ったしずく形をしています。風味は濃厚で、繊維質が少なく、舌触りはなめらか。ゴールデンマンゴー、イエローマンゴー、ロイヤルマンゴーといった名称で流通されています。

キーツ種

主に沖縄で栽培されている大玉マンゴーで、1個500g〜2kgにもなります。完熟しても皮は緑色のまま。果肉は黄色で、甘くてジューシー。希少品種です。

【選び方】すぐに食べたいときは完熟したものを選んで

マンゴーは収穫後に追熟する果物。完熟しているものと未熟のもの、どちらも店頭に並びます。いずれもふっくらと厚みがあり、表面がなめらかなものが良品。表面に傷や黒い斑点があるものは避けましょう。

すぐに食べたいときは完熟しているものを選んで。果皮がしっかり色づいていて、手に持ったときに少し弾力を感じ、甘い香りが出ていたら食べ頃です。

アップルマンゴーの場合は、表面を覆っていたブルーム(白い粉)が消えてツヤツヤになり、少しベタつくのも食べ頃のサインです。

【保存】未熟なものは常温で追熟。完熟したら早めに食べよう

未熟のものは、直射日光や冷暖房が当たらない場所で、常温保存して追熟させます。

完熟のサイン(色づき、弾力、甘い香り)が出たら、早めに食べましょう。マンゴーは低温障害を起こしやすいので、食べる2〜3時間前に冷蔵庫の野菜室で冷やすのがおすすめです。

完熟したマンゴーを保存したいときは冷蔵保存を。ただし、マンゴーは南国の果物なので、本来、冷蔵保存は適しません。乾燥と冷え過ぎを防ぐため、キッチンペーパーか新聞紙で包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れましょう。それでも長く冷やすと味が落ちるので、2〜3日で食べ切るのがおすすめです。

冷凍保存したいときは、食べやすく切ってからラップでぴったり包み、冷凍用保存袋へ。冷凍庫で1か月ほど保存可能です。

食べるときは、完全に解凍すると食感が悪くなるので、少し冷蔵庫で解凍してシャーベットとして楽しんで。凍ったままヨーグルトと牛乳、はちみつと一緒にミキサーにかければマンゴーラッシーになります。他の野菜や果物と一緒にスムージーにしてもいいですね。

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