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【映画レビュー🎥】ジェリー・ロスウェル監督『僕が跳びはねる理由』

もともとたくさん本を読むけれど、最近は映像の魅力にはまって、たくさん映画を見ています。感想を友達とシェアしていたけれど、ニッチな映画はどうしても感想を語れる人が少ない…
というわけで、映画レビュー第2弾です!
レビューというよりは、ただの私の感想です。偏見含みます。意図せずネタバレしてしまうかもしれません。ご了承の上、読み進めてください<(_ _)>

映画について

原作は、東田直樹さんによる小説『自閉症の僕が跳びはねる理由』(角川文庫)。それが世界で各国の言語に翻訳された。その翻訳者のうちの一人
イギリスのジェリー・ロスウェルが映画化するに至った。
詳しくは公式HPにて。
僕が跳びはねる理由|トップ (kadokawa.co.jp)

この作品と私の出会いはまたしても人からの推薦だ。前回のレビューで書いた『1秒先の彼女』を見た劇場にチラシが置いてあったことから、この作品に興味を持った。地元の友人に連絡したところ、同じ回を見ることになった。
この作品は、重度自閉症の人々とその家族の生活を描いたドキュメンタリーだ。彼らが何を考え、何を見、どう感じているのか。そして、彼らの家族がどのような思いで彼らに接しているのかを彼らの目線で描いている。

当事者運動の分かりやすい形?

私はこの作品を当事者運動のひとつとして捉えた。これまで、重度障害者の存在は社会的に隠されてきた。そして、社会に出る機会もほとんどなかった。

しかし、この作品の中で自閉症の彼らは社会に出て生活をしている。全寮制の学校に通っている人もいた。彼らが社会に出ることはきっと、私たちが社会とつながるのと同じか、それ以上の価値があると思う。私は数か月の間社会と隔絶された生活を送っていたが(詳しくはまた改めて書きます。軽く触れているのはこの記事。インターネットから離れてみたら人の温かさを知れた | かがみよかがみ (asahi.com))

社会とつながらないというのは、人を不安にさせる。個人の話だけではなく、彼らが社会に出てくれば、彼らの意見が政治にも反映されるかもしれない。そのような意味で、私は自らの存在や感じていることを表現するこの作品は、当事者運動のひとつではないかと考えたのだ。

総括

このように、当事者運動が社会に広がっていくことはとても良いことだと思う。しかし、いまだに日本ではそのような文化が少ない。
芸術作品としての価値はよくわからないのだが、シエラレオネなど日本人にはあまりなじみのない国の事例も取り上げられていて、個人的には面白かった。
「社会派作品にもっと手を出したい……」
そう思った作品だった。
参考リンク
「差別はよくないけれど、障害者施設建設には反対」-「施設コンフリクト」をどう乗り越えるか。(野口晃菜) - 個人 - Yahoo!ニュース

余談

おすすめの海外映画、ドラマ、社会派作品などありましたら是非紹介してください!
海外ドラマ、映画など全般好きです^^

最後に……

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