戦略に沿った提案の仕方 人トレ#47
相手がアクセスしている感覚を知ることが前回の記事で分かりやすくなったかと思います。
そして、今回は実際の会話でどのように役に立つのかを説明をしていきます。
実例を紹介しながらアイアクセンシグキューなどから読み取っていきましょう。
ストラテジーに沿った提案をする
スーツのセールスパーソンが、お客様である佐藤さんに、購入したいスーツはどのようのモノが良いかを尋ねます。
佐藤さん「そうですねー。(左上を見ながら)例えば、○○のCMで俳優の●●が着ているのと同じような感じで、紺の縦じま入りが良いですね。」
また、少し考えて「(視線が右下に行き)○○みたいに”一流”で”貫禄あり”って感じがするし、(左下を見ながら)でも正直なところ、5万円以上は出したくないなー。こんな感じのスーツありますか?」と答えました。
アイアクセンシグキューから読み取ると、佐藤さんが新しいスーツを買うのに、
まず買いたいと思うスーツのイメージを見て(視覚<V>にアクセス)
買った場合の感情や感覚を体験し(身体感覚<K>にアクセス)
最後に価格について自問自答する(聴覚<A>にアクセス)
というプロセスを踏んでいるのが分かりますよね!
因みにこのようなVAKの流れのプロセスをNLPではストラテジー(戦略)と言うんです。
これは無意識レベルにある思考パターンであり、ある人に何かを提案するのであれば、その人のストラテジーに沿った提案の仕方をすると効果的なんです。
特定の順番・ストラテジー
子どもと久々にマリオカートで対戦したら、いつの間にか全く歯が立たずに惨敗しました(笑)
彼は、いつ、どこで障害物やアイテムがどのように表れるかを熟知しているんですね。
そして、その際に何をすればいいのかをあらかじめ分かっているから強いんです。
つまり、そのゲームのパターンを知っているから、彼は決まった動き(ストラテジー)をし、ある程度一定した結果を出すことができたんですね。
この「決まった動き」に当るのがストラテジーです。
要するに、何らかの結果を出すために重要なステップの順番のことをストラテジーという事が多いですね!
新しいスーツの欲しい佐藤さんは、欲しいスーツのイメージを見て(V)、買った感情や感覚を味わって(K)、そして価格について考える(A)というプロセスを踏んでいるので「V→K→A」となります。
ストラテジーは特定の結果を出すために脳が情報を処理する順番なので、いたるところで発見することができます。
例えば、創造的に文章を書くためのストラテジーや、天才と呼ばれる人たちが画期的な創作をするときのストラテジーなど他にもさまざま。。。
勿論、より正確にストラテジーを把握するためには、より複雑なストラテジーが必要です。
視覚アクセス(V)でも、右上を見る「未来の視覚(Vc)」なのか、左上を見る「過去の視覚(Vr)」なのかで、得る結果は異なるんですね。
しかし、先ずは基本を押さえるために「VAK」がどのような順番でつかわれるのか紹介していきます。
ストレテジーに合わせた会話
先ほどの新しいスーツが欲しい佐藤さんに、セールスパーソンが佐藤さんのストラテジーに合わせて提案していくとします。
セールスP:「俳優の●●さんが着ているような縦じま入りでしたら、、、あちらのスーツなどはいかがでしょうか?(V)」
佐藤さん:「あーこれですか!、いいですねー」
セールスP:「これでしたら、会社にはもちろん、パーティーに着て行っても絵になる(V)スーツだと思いますよ。どうですイメージできますか?」
佐藤さん:(左上を見ながら)「うん。そうですね!確かに、ドラマの「××」に出ているときの〇〇見たいになりそうですね(笑)」
セールスP:「そうですね。ドラマの「××」に出ているときの〇〇見たいになりそうですよね。また、このスーツは△△の生地を100%使用していますので、型崩れをしにくいですし、がっしりとしていて暖かい(K)です。どうそお召しになってみてください!」
佐藤さん:(試着する)「おー!しっくりきますねー(K)(しばらく確かめている)うん!これでいくらするの?(A)」
セールスP:「こちらは4万5千円となります」
佐藤さん:「じゃあ、これにします!」
セールスP:「ありがとうございます。ではレジの方へ、、、」
相手が求める情報を求めるときに提供する
上の例ほど、ことが簡単に進むとは限りませんが、内容を分かりやすくするために、簡単な会話にしております。
クライアントのストラテジーを発見するのは簡単なことではなくて、しばらくはトレーニングをする必要はあります。
しかし、あくまでも大切なことは、その会話の相手が求めている情報をなるべく早く察して、その情報を求めているときに、求めている形で提供していくことです。
私の見解としては、そのためには、どれだけ相手にGIVEするマインドが高いかによると思います。
その人が今抱えている問題を解決してあげられるのは自分しかいないって思えるかがポイントかと思います。
上記の例ですとスーツを買いに来た人に、スーツを提供できる人が対応しているわけですが、売りたいではなくて100%満足して貰いたいを優先することに専念できればいいセールスパーソンになれますよね!
私自身はNLPはこの本で学んでいるところですが、コーチングを受ける事の重要性を身をもって感じております。自分が持っている価値観やアイデンティティーを知るってとても重要だって気が付きました。しかし、それを自分で発見するのって難しいと思う方はコーチングを受けることをお勧めします。
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※この記事は「NLPの基本がよくわかる本」からの引用と感想を元に書いております。
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