HSS型HSP元保育士。第二の人生として

この度、フラワーデザイナーになるための教室へ通うことを決めた。 

転勤族の夫と結婚をしたことで、公務員保育士を辞め、二人で住む家や結婚式場も決めて新しい生活をスタートさせるぞ、と思っていた矢先に出た夫の転勤辞令。二人暮らしがまた延期され、入籍しているのに私は実家暮らしだった。

やっとのことで転勤先の家を決め、引っ越した後もしばらくは落ち着かない日々が続いていた。夫が救急車で運ばれることや、夫の最愛の父、お義父さんが亡くなることが相次いだ。私は外に出て働くことを控え、夫のサポートをするために専業主婦として過ごしていた。

専業主婦と言っても、2人暮らしなので毎日する家事もあまりない。
別に誰かに責められるわけではないけれど、生活も落ち着き、夫の元気も出てきたため、自分の生き方について改めて考えるようになった。
元々保育士をしていた時、抑うつ経験があり、騙し騙しどうにか働いていたことがあった。環境の変化などで5年間勤めることができたが、自分の中ではやりきったと思うし、転勤先で保育士になろうとは思えなかった。別の仕事がしたい。転勤族妻である自分がHSS型HSPと気付いてからは、自分にどういう仕事が合うのだろうと模索していた。

ライターや動画編集など、家でできる仕事を考え始めた。
Final Cut Pro Xを無料で使える3ヶ月間で動画を作ることもあった。
Twitterでインスタやブログ、動画編集のやり方を教えている人の無料教材を見て、勉強をしている気になっていた。

でも、目標も期限もなく、全て「している気」。
結局はドラマを見たり、ダラダラとしてしまう自分に嫌気が差していた。
保育士時代、自由に生きていきたい、好きな時に旅ができる生き方に憧れていた自分が、専業主婦で家に篭る日々。働き方を変えたいと思っていたのに、ダラダラしてしまう日々。

変えたい。
目標が欲しい。

そして今回、フラワーデザイナーになるための教室に通うことに決めた。
仕事を退職する前の式場探し中にインスタで流れてきたフラワーレッスンのリール。女性が楽しそうに花材を選んだり、ブーケを束ねる姿がとにかく楽しそうだった。
結婚式を控えていることもあり、こんな高砂にしたい、こんなブーケを持ちたいと画像をたくさん検索していた。
その時はマリッジブルーだったり、退職に向けて仕事に取り組んでいたこともあり入会は間に合わなかったが、半年経った今回の募集で入会することができた。

これから半年間、ブーケの束ね方から、販売に至るまでのプロセスを学ぶ。
この教室ではただブーケを束ねるだけではなく、販売の仕方を学ぶことができる。

センスもない、何かを人に売ったこともない自分。
でも、講師の先生や何よりも自分を信じて、これからの日々を過ごしていきたいと思う。

今まで無料で勉強していた(気分になっていた)自分が、結構なお金を払って入会をしたのは、まず一つ目の大きな決断。

行動を変える、思考を変える。
新しいことを始めること、目標があることがこんなにも楽しいなんて、ワクワクするなんて、思わなかった。自分で決めた、やりたいことをやれる幸せ。

いつから始めたって遅くない。

この気持ちを忘れずに記しておこうと思う。


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