最近考えたこと。(アール・ヌーヴォーやアール・デコ、字や絵、アートや美しさについて)

何故、アール・ヌーヴォーやアール・デコに興味があるのかというと、流通するデザインが、ただ〝ふつう〟を追求し、〝empty〟を目指したものであっても、たしかにそれはそれとしてデザインであったとしても冷ややか過ぎはしないか?という問いである。
〝優しさ〟や〝温もり〟があった方が良いのでは?

字を書くことは絵を描くことに繋がる。だから良い字を書きたいということは、良い絵を描きたいということと同じである。だが〝良い〟としたものが別の人にとっても〝良い〟であるかは定まっていない。

僕はアートというのは必ず美しさが見出せるものであると思う。というのは人が生きる上でアートが必要になるのは、その実際的な性能が在るからだ。人は美しさ無しに生きられない。そしてそれは〝ふつう〟では無い何かとして生み出された何かだ。
アートには必ず〝ふつう〟では無い美しさが含まれる。

勝新太郎が「座頭市」の続編について〝大道芸〟と呼んでいた文章を読んだ記憶がある。
発明されたものを準えて作り続ける〝だけ〟では、それは〝大道芸〟なのだ。それはあらゆるアーティストにも言えることだ。
発明をし続けること。それこそ本物のアーティストと呼べる存在である。

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