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カンボジア日記第64号(サッカーの授業)

សួស្តី!

今日から13歳の授業ではサッカーに入りました。
自分の学校ではカンボジアの指導要領に従って月ごとに単元が変わります。
1月はサッカーだそうです。
スポーツテストは全て実施できていませんが。笑

来年行う際は、効率よくスポーツテストを終わらせられるように先生方と工夫していきたいと思います。

授業はジョギングから始まりました。

ジョギング中。
ストレッチ。
とても長い時間行いました。

ウォーミングアップについて、ジョギングで身体を温めてから体操に入るのはよかったのですが、体操の時間がかなり長く、静的ストレッチが多かったので楽しい雰囲気にできるウォーミングアップやストレッチの種類を伝えていければと思います。

カンボジアでは「鬼ごっこ」も行われないようなので提示していきたいと思っています。

そのあとは2人1組でパスの練習を行いました。

先生は「こう蹴るんだ」と熱心に伝えてくれていました。

とても大切なことなのですが、子どもにとってそのトレーニングが楽しいのかというとそうではないと思います。

蹴り方は時間をかけて自分自身で発見していくものだと思うので、授業では時間を過度にかけずに、その入り口だけ知識として提示してあげるだけでいいと思います。

また、サッカーを指導するという観点から考えても複雑系の要素が強いサッカーにおいて、切り取りすぎた技術指導は子どもたちの成長も阻害してしまう可能性があります。

できるだけサッカーの本質から外れないように、ゴールがあって相手がいるトレーニングを先生と話し合いながら推奨していきたいと思います。

そのあと、遅れてきた子たちが加わり、人数が増えたので俗に言う「対面パス」に変更しました。

これは人数が増えたため、交代交代に2人1組でパスを行っていたため、こちらから提案しました。
先生はこのような変更に意固地にならずに対応してくださいます。

対面パス。

次に飽きないようにバリエーションをつけたのですが、それも承諾してくださりました。

しかし、子どもたちがなかなか次のメニューを飲み込むことができず、自分が子どもたちと試行錯誤しているときに、授業のない子どもたちにバスケを教えていたので少し怒ってしまいました。

カンボジアの先生は日本の先生と比べて教師としての振る舞いがとても未熟です。
悪気なくこのようなことをしてしまいます。

今日の朝もAirPodsを耳にして授業を始めようとしたので「それは外してくれ」と伝えてしまいました。このような点も共に活動を行いながら少しでも改善に向かっていきたいです。

そのあと試合を行い、今日の授業は終了しました。

試合の様子。とても盛り上がっていました。

授業終了後に話し合いましたが、先生の専門はバスケットボールのため、サッカーの知識が不足しています。

そのため、次回から先生が授業を先導しながら自分が授業の内容を進めていくことにしました。

先生は体育の知識が不足しているので、そこから考えて授業をつくっていくことは難しいと思います。

まずは自分が子どもたちと様々な練習内容を提示し、やり方を少しでも知ってもらおうと思います。

その際に、自分1人では細かいコーチングができないので、先生に伝えてもらいながら行うことができれば、良い形で授業をつくっていけるのではないかと感じました。

先生も子どもたちも楽しめる授業を工夫して行っていきます。

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