見出し画像

カンボジア日記第160号(映画記録:コーチ・カーター)

សួស្តី!

アメリカのとある犯罪都市・リッチモンド。この街にあるリッチモンド高校は、落ちこぼれ生徒たちの集まりで、大学へ行く者はごくわずかで卒業した生徒の半分が逮捕される現状だった。それは高校のバスケットボールチーム「オイラーズ」も例外ではなく、ほとんど試合に勝ったことがないこのチームに、高校のOBであるケン・カーターが新しいコーチとして赴任してくる。だが、彼はバスケの技術を教えるよりも先に、選手たちとある契約を交わす。それは「学業で決められた成績以上を残すこと」「授業には必ず出席すること」「試合の日には正装すること」といったものだった。これを守らない者は試合に出さないという彼に、もちろん選手は反発。チームを去る者までいたが、彼は規律を守ることが勝利のカギだと、意見を変えることはなかった。そして、彼は残った選手に対し、激しいスパルタ練習を課していく。

Wikipedia

カーターコーチがチームの成績や自分の名声ではなく、選手たちの将来のことを第一優先に考え、行動していく姿に心を打たれました。

バスケットで輝ける今ではなく、選手がどういう人生を歩んでいければ本当に幸せなのか、指導者が真剣に考えていくことが大切なんだと改めて感じました。

カンボジアの子どもたちは生育環境の影響からか規律などを守る素地が身についているとはいえません。

私も子どもたちを取り巻く環境を見ていると、求められない部分があるのかなと思うことは多々あります。

しかし、この映画のコーチのように子どもたちの将来のことを本当に考えるならば、規律などきちんと求めていかなければならないと感じました。

相手のことを理解し、こちらがただ納得するのではなく、そこから子どもたちの将来を考え、どう行動していくべきか改めて考えることができました。

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?