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一橋大学公共政策大学院

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もう一年前の話になります。
私は大学院進学を目指していました。

やれるだけの準備は全て行いました。
しかしそれでも、結果は不合格でした。

必ずしも受かるわけではない。そんなことはもちろん承知していました。
ただ、費やしてきた時間と労力を思い返すと悔しくてたまりませんでした。

それまでの人生で、私は良くも悪くも「挫折」という言葉を知りませんでした。高校受験も大学受験も、どちらも第一志望校に入学しました。それは、私の学力が高かったゆえではありません。ただ単純に入りやすそうな学校を第一志望校としていただけです。しかし、大学院については違いました。色々な大学院を調べていく中で、心から「ここで学びたい」、「自分にはここしかない」と思えるところを見つけたのです。それが一橋大学の公共政策大学院だったのです。

高校・大学選びとは違って、懸けていた思いが強かった分、合格発表の一覧に自分の受験番号が載っていなかったときの絶望は計り知れないものでした。

おそらく、それまでの自分の人生の中で一番の「挫折」でした。

今までやってきたことは一体何だったんだ?今から別の大学院受けて間に合うか?いやそれとも就職するしかない?あれ、もう詰んでない?

現実を受け入れるまでに、長い時間がかかりました。
私はその後、大きな病に襲われることになりますが、大学院不合格という挫折が何かしらの引き金になったことは間違いないと思います。

本当に色んなことがあって、やっと今の生活に落ち着きました。

もし私があの時大学院に合格していたら、きっと今頃、大学院で講義を受けながら、国家公務員になるために猛勉強していたことだろうと思います。

けど今ならよく分かります。
きっとその人生は「幸せ」ではなかっただろうと。

今私は英語講師と鉄道パーサーという仕事を掛け持ちしています。
収入は安定しませんが、時間にゆとりがあり、変化にとんだ毎日を過ごしています。失敗は多いですが、それでも、毎日「成長」していく自分を誇らしく思っています。

来年の入学に向けて大学院進学を目指している方。
目標に向かって全力で頑張ってください。

ただ一方で、気負いしすぎないでください。
大学院に行くことだけが全てではありません。
もちろん、就職することだけが全てでもありません。

人生は自分でカスタマイズできます。
そのことだけは声を大にして伝えたいです。

それではまた👋


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