ゼロから立ち上げたコミュニケーション推進室。組織の一体感を生み出すチーム
こんにちは、GMOアドパートナーズの佐山です。
現在、採用戦略部の部長のほかにグループコミュニケーション推進室の室長を兼務しています。
前回のエントリーでは、2020年4月1日からスタートした採用戦略部についてお伝えしましたが、今回は2020年10月1日に新設した「グループコミュニケーション推進室」についてご紹介したいと思います。
この部署も、採用戦略部と同じく社内公募制度を活用したメンバーが集まりました。まさにゼロから立ち上がった部署ですが、この1年4ヶ月間で多くの施策を実行し、会社として新たな "コミュニケーション戦略の土台" を作ることができました。
部署立ち上げの背景
GMOインターネットグループの中で「インターネット広告・メディア領域」を担うGMOアドパートナーズ(東証JASDAQ 4784)は、約750人のパートナーが所属する連結企業集団です。
GMOアドパートナーズは持株会社(ホールディングス)となっており、連結会社にはGMO NIKKO・GMOアドマーケティング・GMOインサイト・GMOソリューションパートナーをはじめとする、インターネット広告・メディア関連の事業会社で構成しています。
2015年より現在も代表取締役を務める橋口社長の経営体制となり、新たな経営基盤を構築してきました。2019年にはグループミッション「ともにつくろう」を定め、連結全体でより強い組織となるべく、組織の一体感を重視するようになりました。
そして、2020年1月27日から在宅勤務が始まり、オフィス出社と組み合わせたハイブリッド勤務体制となりました。リモートワークが中心となったことで、同時に社内コミュニケーションが希薄化しているという課題も出てきたのです。
以前のように、オフィスで顔をあわせて意見交換や情報共有をしたり、雑談から生まれるコミュニケーション機会が減り、組織の結束や一体感を創り出すのが難しくなった時期でもありました。
そうした状況の中で、仲間の気持ちをひとつにして、連結会社の垣根を越えたコミュニケーションを活性化させるために、2020年10月「グループコミュニケーション推進室」を新設しました。
経営の想いを伝えるコミュニケーション推進
部署立ち上げに指名されたのが、FA制度を活用してGMOアドパートナーズに転籍していた須藤さんと僕の2人。さまざまなコミュニケーション推進のやり方がある中で、まず最初に軸足となるテーマを決めました。
"経営の想い"を伝えるコミュニケーション推進を実現する
経営陣が考える「経営の想い」を、あらゆるコミュニケーション手段を使ってパートナーに伝えていくことが、最終的に僕たちが目指す理想の "ともにつくろう" を実現できると考えました。
(立ち上げ期の奮闘エピソードは須藤さんの記事をご覧ください)
オンラインを駆使した3つのコミュニケーション手段
ニューノーマル時代の新しい働き方となった今、とにかく手をかえ品をかえチャレンジをして、働き方にあったコミュニケーション手段を構築することがなにより重要です。
まず、部署1年目に取り組んだインナーコミュニケーション施策は3つ。テーマは「オンラインのフル活用」です。
① 社内報サイト「ともつく」(毎週更新)
② GMOアドパートナーズ連結 キックオフMTG(年2回)
③ お昼の社内番組「ともつく放送室」(月1回)
ー① 社内報サイト「ともつく」
グループミッション「ともにつくろう」を、より身近に親しみやすく浸透させるために "ともつく" と名付けたこの社内報サイトは「会社のいま」「仲間のいま」をテーマに、社内のさまざまな情報を、楽しくわかりやすく発信しています。
決算説明会など会社の経営状況を伝える記事はもちろん、中途入社した仲間を紹介する「パートナー紹介」や、リレー形式でおすすめ本を紹介する「ブックカバーリレー」など、日頃なかなか接点のないパートナーの情報が知れるコンテンツも人気となりました。
現在は毎月12〜16本の新着記事を公開し、この1年9ヶ月で計260本以上のコンテンツをストックしています。
ー② GMOアドパートナーズ連結 キックオフMTG
半期に一度、全パートナーが集まり、目指すべき方向性や経営状況を脳内同期する全社ミーティング「GMOアドパートナーズ連結 キックオフMTG」を開催しています。
以前は渋谷オフィス周辺の大きなホールを借りて開催していましたが、2020年からオンライン化をするにあたりグループコミュニケーション推進室が企画運営を担当することになりました。
経営メッセージを全パートナーに直接伝え、理解することは、事業活動においてとても重要です。
社内会議室を簡易スタジオにして、配信機材を揃えてクロマキー合成をしたオンライン配信にチャレンジ。構成や演出もWebカンファレンスのような作り方にしました。
視聴方法を工夫することで、より経営メッセージを理解してもらうための "伝え方のアップデート" をおこないました。
ー③ お昼の社内番組「ともつく放送室」
在宅勤務が増え、以前のようにパートナー同士でランチをしたり飲み会をしたりと、仕事以外のコミュニケーション機会が少なくなりました。
社内アンケートでも「自分の部署以外のパートナーと接点が少なくなった」と回答するメンバーが増えてきました。
そこで、リモートワーク中でも会社をもっと身近に感じてもらえる場所をつくりたいと考え、月1回カジュアルに参加できるお昼の社内番組「ともつく放送室」を始めました。
配信は社内向けにYouTube LIVEでおこなっています。
橋口社長が率先してMCで参加し、毎回ゲストには役員から新卒パートナーまで幅広く招きトークを繰り広げます。経営メッセージや事業への想いを、わかりやすく楽しく伝える工夫をしたことで、役員とパートナーとの距離が近づき、好評のシリーズとなりました。
クリスマスにはプレゼント企画を開催。社内チャットも盛り上がり、オンラインならではのコミュニケーションが数多く生まれました。
以上、この3つのインナーコミュニケーション施策は、ニューノーマル時代におけるGMOアドパートナーズ連結の新たなコミュニケーション推進の土台となりました。
2022年、新たな社内表彰を始動
2022年からはGMOアドパートナーズ連結で最も活躍したパートナーを表彰する「GMO AD Partners AWARDS」を始動しました。このアワードの企画運営もグループコミュニケーション推進室でおこなっています。
GMOインターネットグループでは年に一度、約6,000人の中からNo.1を決める「GMO AWARDS」を開催しています。
「GMO AD Partners AWARDS」は、GMO AWARDSへの出場権を懸けて、GMOアドパートナーズ連結から選出するための仕組みとして機能させていきます。
GMO AWARDSは僕も企画プロデュースに携わっていることもあり、両方のアワードを通じて、パートナーが長期で活躍し続けるための仕組みづくりをおこなっていきたいと思います。
そして、2022年1月からグループコミュニケーション推進室にメンバーが増えました。FA制度を活用して映像ディレクターの松井さんがジョイン。とても心強い戦力です。
長年インターネット広告の動画コンテンツを制作していた経験を生かし、早速「GMO AD Partners AWARDS」のプロジェクトではクリエイティブディレクションをお任せしています。
インナーコミュニケーションもインターネット広告会社らしい高いクリエイティブ力で、あらゆる取り組みをブランド化していく必要があります。そのためには優秀なクリエイターが必要です。
今後はインナーコミュニケーションに限らず、その魅力をアウターブランディングに活用して、企業ブランド向上に取り組んでいきたいと考えています。
将来的にはグループコミュニケーション推進室を、グラフィックデザイナー、Webデザイナー、ライター、ライブ配信エンジニアなどが集うクリエイティブ集団にしていきたいと考えています。
人財こそがすべて
グループコミュニケーション推進室が上手く機能するようになったことで、僕が担当する領域では採用・育成・活性化まで「人」にまつわる取り組みを一気通貫でおこなえるようになりました。
お客様の笑顔を1番多く作れる、100年単位で成長し続ける企業グループになるためには、仕組みに加え「人財こそがすべて」です。そして1番のサービスを提供し続けるためには、優秀な人財が、長期に渡り活躍し続けていく必要があります。
そんな組織を実現するために、グループコミュニケーション推進室も変化をしながら、さまざまなチャレンジをしていきたいと思います。
おわりに
社内のコミュニケーションが増えると、人との繋がりが増え、小さなコミュニティがたくさんできます。最終的にはカルチャーになっていきます。
僕自身、GMOインターネットグループのさまざまな取り組みに参加する中で、社内で多くの繋がりができました。結果として会社生活が楽しくなり、仕事がより充実する経験をたくさんしてきました。
会社生活が豊かに楽しくなり、希望が溢れれば、たとえ困難に直面しても乗り越えられると強く信じています。
GMOインターネットグループでは、仲間と笑顔になれる機会(時間)を増やすことで生まれる「コミュニケーション貯金」を大切にしています。
グループコミュニケーション推進室では、そうした機会をこれからもたくさん生み出していきたいと考えています。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
現在、中途採用ではさまざまなポジションで積極募集しています。ご興味ある方は、ぜひご応募をお待ちしています。
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