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最近の記事

安心タオル

 サイズはバスタオルからハンカチまでいろいあるけれど、手を拭くときや熱帯夜など寝苦しい時に使うバスタオルの半分以下サイズのタオルは、だいたい赤ちゃん用品店で手に入れる。犬やひよこなどのかわいい動物の柄がついたタオルが触り心地が良い。赤ん坊が触れるものであるだけあって雲のように柔らかい。  スヌーピーの『ピーナッツ』に出てくる「ライナス」は、毛布を肌身離さない子どもで、親指をくわえている。いつでも安心をそばに置きたい気持ちはよくわかる。ハンドタオルをいつも身につけるのは、マナ

    • アニメ映画『トラペジウム』の感想

        今回はアイドル活動をされていた高山一実さん原作で、現在公開中のアニメ『トラぺジウム』を映画館で観ました。出版当時に話題となりましたが未読です。きっとアイドルへの道の険しさが描かれていると考えながら、きれいな色彩のポスターを見て気分が高めました。それでは800文字の映画感想(エイトオーオー)をお読みください。  ※ネタバレを含みますのでご注意ください。あくまで個人の感想です。  主人公・東ゆうは東西南北が付く高校の女子たちを1名ずつスカウトしてアイドルグループを結成すると

      • 暑い季節が来たら観よう『異人たちとの夏』の感想

         脚本家の山田太一さんの自伝小説であり、大林宣彦監督作『異人たちとの夏』の感想です。1988年公開の松竹映画です。  軸となるのはホームドラマですが、ホラー要素も多分に入っており、大林監督独特の少し怖い世界を味わえます。ちなみにこちらは9月に公開されました。残暑のシーズンです。その時期でも良さを味わえると思いますが、夏の暑さを感じ始めたら見ごろだと思います。アイスクリームと一緒です。   ※ネタバレを含みますのでご注意ください。あくまで個人の感想です。  主人公はシナリオ作

        • 温泉サウナ飯

           麻婆豆腐や坦々麺など辛いものを食べると、より体温が上がって汗をかく。これでは休んだ気にならない。サウナで汗をかいた分、身体の調子を考えて小鉢も楽しめる定食をゆっくりいただくのが贅沢な気がする。  温泉とサウナに入ったあとは大体何食べても美味しく感じるが、私は好んで鉄火丼としょうが焼き定食。お鉄火丼は冷えたマグロのすき身と温かいごはんで温度差を楽しみ、醤油をかけて山葵を少しずつ削ってちまちまゆっくり食べるのが心もお腹も満たされる。生姜焼きの玉ねぎを食べたら、血液サラサラになっ

        安心タオル

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        記事

          「ととのう」を知りたい

           フィンランドは昔から特別興味がある。原作は全て読みアニメも見尽くしたムーミンの生まれ故郷であり、アラビアやイッタラなどの惹かれる鮮やかな食器たち、アキ・カウリスマキ監督の映画の舞台となり、雪国の人々の憩いの場であるサウナの発祥地である。実際どういうところなのだろうか。写真には映らない空気や美しさを感じたい。いつかの憧れの土地に行くために、今せっせこ働いている。  フィンランドの人々にとってサウナは生活の一部で、日本に住む私にとっては非日常となっている。サウナを日常化すること

          「ととのう」を知りたい

          山葵

          「わざわざ痛みを感じる必要ないよね」  姉は辛いものが苦手でこの理屈を述べては、いつもお寿司はサビ抜きにしている。辛味は味覚ではなく痛覚にあたるらしい。そりゃそうだと納得してしまうが、「大人の味」の仲間に入る山葵の辛みは特別だと思う。  緑豊かな日本で育ち、この国の1つの代表となっているゴツゴツの見た目をした薬味。外国でも“WASABI”として同じ読み方で発音され、ディズニー映画に出てくる人物の名前にもなっている。世界で通用する名前である「山葵」はとても素敵なネーミングだと思

          自分の機嫌

          仕事では決められた締め切りを、好きなことは自分で決めた期限を大概守るようにしているが、どちらも当然流れるようにいくものではなくて。  上手く事が進まない、ミスを見つけてつまずいた、またやってしまった…。頭の中が散らかった。何から片付ければ良いんだ、という経験をしたことが何度もある。そういうときはできるだけ片付けたら、とりあえず離れるようにしている。そして、脳みその中にある仕事のライト(これを「デスクワークライト」と勝手に呼んでいる)をOFFにして身体だけ動かすために、いざ外

          自分の機嫌

          東京を見た

           映画を観てもらうことがきっかけで世の中に浸透したゴールデンウィーク。映画はほぼ観なかった。実家であれこれしているうちに時間が流れ、そのうちには読書が入っている。自分の部屋の窓を開け、寝ころびながら向田邦子の本をのんびり読む。そしていつのまにか眼を閉じていた。あれこれには眠りもあって何もしていないのと同じかもしれない。やって来る吹く風に心が洗われていくような気がしたとき、ここ最近での一番の幸せだと感じた。  東京に来て7年目。親から離れて7年目になっても、実家に戻るといつもダ

          東京を見た

          自己紹介

          栁澤豊です。東京に7年ほど住んでいます。 これから日記やエッセイを書いていこうと思っています。 平日の昼間に働く会社勤めで、自転車通勤をしています。 会社から近いので距離が短く体力はついていません。 これから何か運動でも始めようかなと思っているところです。 noteで興味ある記事を漁り読むのが楽しんでいます。カテゴリの枠に捉われず、色々なジャンルの記事に触れられるところに魅力を感じています。 ちなみに趣味は映画・読書・アクアリウム。これらをよく人前で挙げていますが、音楽を聴

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