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バリュー~M&Aコンサルティングが掲げる7つの行動指針~

これまで2回にわたり、コーポレートスローガン、パーパスと株式会社M&Aコンサルティングとしての考えを自分なりの考えも加え、ご紹介してきた。最後となる今回は「バリュー」。
会社及び社員が日々の業務で意識する行動、姿勢、また共有すべき価値観についてお話しする。

弊社では7つのバリューを掲げ、追究している。
①機会(Opportunity)
②託される存在(Entrusted)
③誠実(Integrity)
④圧倒的当事者意識(Commitment)
⑤プロフェッショナリズム(Professionalism)
⑥提案力(Consulting)
⑦楽しむ(Enjoyworks)
 
キーワードはホームページにも載せているが、ここでは1つずつに込めた想いを書いていく。

①機会(Opportunity)
一期一会に感謝する
 
一生に一度しかない、出会い。
一生に一度しかない、機会。
二度と訪れないものだと捉えると、今この瞬間の大切さが増す。
巡り合わせに感謝し、真摯に向き合う気持ちを常に忘れないようにしたい。

 ②託される存在(Entrusted)
人間性を高め付加価値を追求する

良い人間でありたいと願い、それに向けて努力を怠らないこと。人間性というものは、高めようという意識を持っていなければ、まず高まらないものだ。魅力を発揮し、存在意義を果たすために、小さな行動からで構わないので意識して生活していくことが大切だ。
例えば、混雑した道で人とすれ違う時にスペースを譲れるか、大きな荷物を持って階段を上る方を見たときに、声をかけることができるか。人のために、社会のために、自分のできる小さなことを探してみる。誰かがミスをしたときに、責めるのではなく、自分ならどうするかを考える。どうカバーできるかを一緒に模索する。人として心を磨き、鍛える。そういう行動を積み重ねていく先に、人間としての成長があると考えている。
  
③誠実(Integrity)
長期的に継続する関係を築き、信念と誇りをもって決断する
 
信頼関係は、一朝一夕で築けるものではない。また誠実な対応というのも、小手先の技術でできるものではない。真に心を尽くして相手に対峙し、それが受け入れられていく中で、信用が生まれる。その場しのぎではない誠実な対応を繰り返していくことで、信頼関係は構築されていく。そして時間をかけて積み上げたものは、失うときは一瞬だ。たった一つの行動で、すべてを台無しにしてしまうこともある。
本当に相手の立場に立って考えようという心がないと一方通行になりがちだ。自分の中に筋道の立った何かがきちんとあり、判断ができているのか。それが自分本位にはなっていないか。
そういうことを丁寧に考えながら、時には勇気を持って決断していく必要がある。
 
④圧倒的当事者意識(Commitment)
オーナー・意思決定者と同じ立場で考え、能動的に動く
 
相手の立場に立って物事を考えるというのは、子供の頃に周りの大人から言われた人も多くいると思うが、本質的な理解を基に実行するのは難しいものだ。自分だったらどうするかではなく、状況に合わせて客観的な立ち場で物事を考える。コンサルタントにはこのスキルが求められる。譲渡側、譲受側、と客観的に視点を変えて、俯瞰的に物事を捉えて考えなくてはならない。誰かの手伝いをしている感覚ではなく、しっかり自分が当事者になった気持ちでアクションを起こすということも重要だ。
時にはコンサルタント自らが先にアクションを起こす事で、物事が進む時もあることを頭にいれておくといい。
 
⑤プロフェッショナリズム(Professionalism)
常に良い成果を求める、自己研鑽に励み、自発的に成長する

事業承継・M&Aの仕事は、時世も関係し、大変流動的なサービスといえる。人生を左右するような大きな売り買いであり、重大な責任を負う仕事でもある。それを自覚した上で、常に良い結果を求めるのは当然のことだ。弊社では売上を、良い結果を出し感謝していただいた対価、と捉えている。良い結果を出すために何ができるのかを考え、自発的に成長していくことも求められる。プロフェッショナルとしてパフォーマンスを発揮するために、日々の努力を怠らないことが大切だ。
私自身は筋トレで体を鍛えることも、その一つとして取り組んでいる。クリアな思考やフットワークの良さを保つためには、やはり体が資本であり、健康が基盤となる。
  
⑥提案力(Consulting)
フィナンシャルアドバイザーとして本質を追求する
 
常にクライアントにとって良い結果を求めていくが、焦ってはいけない。クライアントに寄り添いつつも、適切なコンサルティングを行う。M&Aがベストな回答というわけではないことを念頭に置き、幅広く助言や支援を行う専門家であり続ける。経営の課題を明らかにし、それを解決するための助言を可能な限りしてゆく。もちろん弊社のコンサルタントには、公認会計士の資格を有する者に加えて、各インダストリーに精通した専門家がいるものの、専門的な分野に過度に深入りせず、責任のとれる範囲で真摯な対応をすることが重要だ。
  
⑦楽しむ(Enjoyworks)
先ずは、自らが成長している事に楽しみを感じよう
 
事業承継やM&Aというのは、大変重い決断を要するものであるが故、1つ1つの案件に時間を要し、ディールの大半は苦しい時間が続く。何も動いていないように見える時期も正直あるだろう。しかしそんな中でも、仕事に楽しみを見出すことを忘れないでほしい。今の行動が未来の何に繋がるのかを念頭において、自らが楽しんで取り組んだ方が結果的に仕事のパフォーマンス向上にもつながっていく。これは私自身が体感していることでもあるし、仕事そのものに面白味ややりがいを感じている社員の方が、表情が明るく結果を出せている。

弊社の社員は皆しっかりと仕事を楽しんでくれていると思う。この先も楽しみだ。

今回まで3回にわたり、弊社のコーポレートスローガン、パーパス、バリューについて、ホームページに載せている内容に私自身の想いを加え、丁寧に説明させていただいた。想いはあっても言葉にしてアウトプットする際に誤解が生まれることもあるので、経営陣で話し合い、どの言葉を使うのか、どのような伝え方にするのか、と厳選したものだ。1つ1つの言葉に思い入れがあり、いつも読み返す度に身が引き締まる。

私を初め弊社社員がこれらを体現し、社会に貢献する企業として成長していければと願っている。

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