【読書】〜自分を捨てる仕事術〜を読んで
スタジオジブリで、宮崎駿、鈴木敏夫のもとで働いていたプロデューサー、石井朋彦さんが、彼らのもとで学んだことが書かれた著書。
最初に本のタイトルをみた時は、自分のプライドや意思は必要なく、ただ言われたことをこなす事が賢い事だという内容が書かれているのかと思った。
読む前から、すでにちょっと嫌悪感があった。自分の意思を捨て、上司や成功している人の言うことをひたすらYesとして行動する事が正解だといった内容が書かれていると思った。
しかし、この本を読み終えた時、その考えは全く違うものだった。
自分を捨てることは、むしろ自分の意思を大切にするためにどうしなければいけないのかが、書かれていた。
「自分」を捨てるとは
仕事をする上で、自分は全く納得がいってないことでも、上司の命令であれば、それを正解として自分を納得させて仕事に取り組まなければ、いけない時がある。
僕もそんな風に思う時がある。絶対に自分の意見が正しいと言う自信もある。
しかし、そんな自分の思いだけでは、誰もその仕事を認めてはくれないし、そう言った自分の意見が万が一押し通ったとしても、結局上手くいってない。
自分の意見を押し通して、周りの声に耳を傾けないで仕事をしてしまえば、その仕事は、自分の独りよがりなんだと。
誰の為でもない、自分自身の為。
成功する人は、常に他人のためになることを考えて行動する人だ。
そのために、「自分を捨てる」のである。
他人を思うからこそ、自分の考えや主張は一旦外に置いといて、まずは周りで成功している人や、同じチームの人の意見をちゃんと聞くことが大切だ。
そもそも、もう何十年と成果を出し続けている人なら、説得力があるから自分の意見はある程度尊重されるだろうが、まだ何も成し遂げていない自分が、自身の主張に過信して、本当に他人のためになる事ができるものかと思った。
すでに成功している人、自分には持ってないものを持っていて尊敬できる人のやってること、いってることをどんどん真似していくこと。
そのうえで、自分にとって腑に落ちないことは切り捨てる。残ったものが積み重なって、独りよがりではない、他人を尊重できる「自分」になれると思った。
確かに仕事って、一人じゃできない、、、
絶対周りで助けてくれる人や意見を言ってくれる人に囲まれる方が良いに決まってる。そんな環境を自然を作るためには、日頃から自分を捨てて、他人を思う気持ちを持って行動することだ。
まとめ
自分を捨てることの本当の意味がわかった。
ただのYesマンになれと思っていたが、むしろそうならない為にやるべきことだと
いうことだった。
他人の意見を素直に受け入れて行動するのは難しいことだ。僕自身も、それなりに自信を持ってやってきたことを否定されたり、変える様に言われたら腹が立つ。
でも、本当に自分の意見を尊重できるのは、この他人の意見をスッと受け入れる事が出来る素直である事が大切だと思った。
他人を尊重し、考えて行動できる人間になりたいと思った
そんな作品
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