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記録:数奇な8月16日

8:00
起床。昨日は4時まで起きていたので眠い。ゴミ捨て、簡単な掃除、昨日の残り物での朝食を済ませ、洗濯機を回している間に軽くシャワーを浴びる。

10:00
アシスタントが到着(自宅兼オフィスになっている)。アイスコーヒーを淹れ、雑談を交えながら簡単に打ち合わせをする。かなり抜けている私は今やこの優秀なアシスタントなしではやっていけない。安心して出張に行けるのも彼のおかげ。

11:00
羽田空港へと向かう。2泊3日の徳島出張。小さいスーツケースと大きめのショルダーバッグと、日数の割に少々荷物は多め。千代田線、山手線、東京モノレールと乗り継ぐ。

12:15
羽田空港第2ターミナル到着。スーツケースを預けて、すぐに保安検査場を通過。13時半の飛行機だが、早めに到着したのにはちょっとした訳がある。

12:40
レストランでカツカレーを食べる。なぜだろう、空港で「カツカレー」の文字列を目にすると、自動的にそれを注文してしまうのは。私の遺伝子の塩基配列のどこかに“KATSUKAREI”と刻まれているのだろうきっと。

13:00
「CAFÉ ねんりん家」にて、ホットバームクーヘン(トッピングはもちろんバニラジェラート)を注文。空港に早く来た理由はこれ。国内出張の楽しみ。ここの店員の接客がいつ来ても素晴らしいのは羽田空港七不思議のひとつ。

13:05
ホットバームクーヘンとバニラジェラートをアイスコーヒーで流し込む。「CAFÉ ねんりん家」から搭乗口まで、ほぼ空港の端から端の移動。これは予想外。搭乗に遅れることはないとしても、トイレにも行っておきたいし水も買っておきたいし、となるとあまり余裕はない。約1キロの距離をせかせかと歩く。

13:15
搭乗口に到着。出発が35分遅れることがわかる。スマートフォンにも通知がきていたのに、全く気づかなかった。急いで損した…

13:50
飛行機に乗り込む。前方窓際席。今日は満席らしい。寝不足だから離陸前に寝てしまおうそうしよう。

14:30
目を開けるとまだ飛行機は飛んでいないどころか元の場所から動いてすらない。滑走路が混んでいるとのこと。なんだか寝付けなくなってしまった。諦めてヘルマン・ヘッセの短編集を取り出す。

14:40
ようやく離陸。短編集『少年の日の思い出』に収録されている『ラテン語学校生』を読み始める。この中編小説、すごくいい。共感とともに訪れる恥ずかしさに身悶えしながら過ごす空の上。

15:40
徳島空港着。荷物をピックアップし、徳島駅に向かうバスに乗り込む。出発間際に柔道部の中学生がわらわらと。全国大会が開催されることを後で知る。少し眠る。

16:15
徳島駅到着後、駅前のホテルにチェックイン。荷物を置いてすぐ散歩に出かける。

17:00
ちょっと気になっていたお店に入る。若い男性店員さん、見た目はちょっとチャラい感じだけど、大変丁寧な接客でちょうどいい距離感。欲しかった服の色違いが半額になっており、思わず購入。いい買い物。

18:00
近くの寿司屋に入る。予約はしていなかったがギリギリ入れた。私の次に来たお客さんは満席と断られていた。そのお客さん、「わざわざここまでタクシーできてんけどね」と恨み節。人気店らしい。メニューに値段の記載はない。高いのかと思って尋ねると拍子抜けする安さ。サクッと食べたかったのでつまみはなしで最初からおまかせで握ってもらう。

18:20
支払った金額よりも幾分低い満足度とともにホテルに戻る。明日の準備をして、仮眠をとる。

21:00
口直しがしたくなる。少し歩いたところにあるたこ焼き屋に向かおうとホテルを出る。

21:05
ホテルとたこ焼き屋のちょうど中間地点にある居酒屋の前を通った時、店内に見たことある顔が。よく見るとパリ時代の友人とその奥さん。なぜこんなところに…?と不思議に思いながら、入店し、挨拶する。

21:06
「裕太くん…?」友人、1分前の私と同じ感じで驚く。5年ぶりの再会。友人とその奥さんのほかに3名いて、合計5名。なぜか私、そこに加わってしまう。計6名。

21:30
6名のうち2名が久留米出身、久留米在住。私の母がその近くの八女出身であることを告げると、途端に親近感。

21:57
私、8月末の筑後川花火大会に参加することが決定。

23:15
解散。ホテルの温泉が深夜0時までなので、急いで駆け込む。意外に混んでいる。身体を洗い、露天風呂に一瞬入った後、サウナに向かう。サウナも水風呂もちょうどいい温度で、軽く整う。

0:00
noteを書き始める。この数奇な一日を時系列に沿って書こうと思う。

1:16
書き終える。あとは読み直して手を加えてアップするだけ。問題は、これからたこ焼きを食べに行くかどうか。どうやら朝4時まで営業しているらしい。どうしようかな。


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