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旅行日記④ 【 島根県 】

目覚めの昼食

出雲大社への参詣も終わり、さてどうしたものか。
島根での大きな目的は達成できたので、ひとまず来た道を引き返し歩きながら考えることにしました。
そうしているとあるお店の中から声をかけられ誘われるまま、店内を覗くとそこにはカカオカレーの文字が。初めて聞いたカレーの名前と店員さんの元気な声に誘われ、この店でのランチを決めました。
お店の名前は「 okinogami blue cacao's 2号店」(お店のHPは下のリンクから)
閑静な店内、元々はメガネ屋さんだったところを改築されたのだそう。
木の温もりを感じつつ小さなお庭に面した席を選びカカオカレーを待ちます。

暖かい木の温もり

カカオカレーと一緒にきたのはカカオのお茶。そう飲み物もカカオなのだ。
一口食べてみると、カカオの風味とカレーのスパイスの辛さがとても相性がよく、どんどんスプーンが進みます。ぺろりとたいらげカカオ茶で口の中もスッキリ。
また食べたい。

絶品のカカオカレー

稲佐の浜へ

お腹も満たされた私。八百万の神々をお迎えする海に行くことを決めました!
お店を出て歩き出したものの、いけどもいけども海につきません。住宅街の中に出雲そばのお店を見つけたり、小学校?中学校に突き当たったり、GoogleMap開いて確認していたのですが・・・。理由は簡単めっちゃ遠回りしてた!なんてこったい。GoogleMapも見ていたんだけど・・・なぜ?

日本海は黒い

遠くで聞こえる波の音を頼りに海に向かって歩いていると見えてきました。
見覚えのある黒い色。そう日本海に到着です。富山産まれの私、高校を卒業したての頃、友達と見に行ったきりの日本海。ずっと見ていると吸い込まれそうでした。2月の海はまだまだ寒いし冷たいし風も強いし、波も風の音も同じ。
ごうごうとごうごうと。

日本海の波と広大な雲
雲の美しさといったら・・

空と海の間に

海岸線に沿って”稲佐の浜”を目指します。見えてきました小さな岩の影。ここは弁天島、手を合わせご縁に感謝を伝え出雲大社に戻ります。

弁天島(工事中のためこの距離が精一杯)

黒い雲と白い雪

背中を押すような感覚。振り向くと黒く重い雪雲が後ろから迫っています。そして風とともに雪も降ってきました。ほんの1時間前は快晴だったのに。
風に押されるまま歩いていると、小さな案内板がそこに在ります、出雲の阿国のお墓でした。偶然なのか必然なのか。墓地に向かって観光できましたとお伝えし、手を合わせお墓をあとにしました。いや、ヒソヒソ声が聞こえたんですよね。そういう時は怖がらず、来た理由を伝えて感謝して帰ること。人の世も同じですね。

晴天からの曇天からの吹雪

思わぬ出会い

出雲大社に戻り目の前のスタバで小休憩。すると忙しくお会いできないことになっていた友達が、なんと会うことができると連絡が入りました。ここでもご縁の力を感じずにはいられませんでした。たくさんお話をして、出雲の観光名所や美味しいお店のも色々と教えていただきました。感謝しかありません。

おまけ

創業140年。現役の旅館です。

出雲大社に向かう道すがら、竹野屋さんは建っています。創業140年!こうした建物が残っていることも驚きの一つでした。いつか宿泊したいですね。

後記
島根の旅はこれで終わりにしようかと考えていたのですが、最終日も無理矢理に観光することに決めました。美味しいお蕎麦屋さん、初めて灯台に登ったり、月明かりの美しさに感動したり、まだまだ旅は終われません。そして、やはり感謝すべきはあってくれた友達の存在です。本当に感謝です。

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