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アムステルダムに移住した10の理由

2021年9月、アムステルダムに移住しました。

自分にとっては、カナダで生まれて高校まで日本で育った時期が第一フェーズ、その後バンクーバーに留学をして建築を学んで仕事をしていた10年間が第二フェーズ、次が日本に帰国してから京都で5年・北海道で5年過ごして〜起業して今に至るまでが第三フェーズ、そしてこれからが第四フェーズの始まりになります。

僕が代表をしているUCI(合同会社ユナイテッドコンチネンツインターナショナル)は、IT事業と教育事業を展開している会社です。 
https://unitedcontinents.com/


IT事業は、デザイン(サイト&ロゴ)から構築、システム開発、保守管理、SEO対策、広告運用などの業務を行なっています。中小企業〜大企業、ベンチャー、NPO、行政、プロスポーツ関連など、おかげさまで様々な業種のクライアント様が全国にいます。

教育事業では、海外の語学学校やカレッジ・大学などの教育機関、それにホームステイなどの斡旋業務を行なっています。
留学を希望する方々のサポートを毎日弊社でさせていただいています。

UCIは2014年に設立した会社で、現在は社員6名・パート3名で10名弱の規模の会社になります。
東京、札幌、ハノイに拠点があって、オフィスワークもできますが基本リモート/フルリモートワークの形態でやっている会社です。

今回UCIがアムステルダムに拠点をつくるのには、いくつか理由があります。

先ず、弊社は「世界の架け橋になる」というミッションを掲げています。
僕が14歳の時に、新渡戸稲造の「願わくは われ太平洋の橋とならん」という言葉を見て「世界の橋になりたい」と思ったのがUCIの創業につながっています。傍観者でなく、代表の自分が自ら松明をもって世界に出ていくことを選択しました。

次に、少子高齢化や温暖化などをはじめとする社会課題、そしてグローバル化などの変化を考えた際に、今後日本国内だけでなく世界を舞台に仕事をした方がUCIの強みを活かせると判断したのが理由です。弊社の会社名「UNITED CONTINENTS INTERNATIONAL」の通り、世界をステージに展開していくのがUCIであり、我々はボーダレスに生きる全ての人を応援している会社です。
弊社は「環境の変化に適応するボーダレスな会社」になることをビジョンとしていて、私たちは「壁を扉に。」を指針としてあらゆる機会をチャンスと捉えていく会社です。そういった意味でも、今世界にチャレンジしていくことが会社の方向性を明確にする上でも重要だと考えました。

3番目に、世界で子どもたちが一番幸せな国・オランダで、教育xIT事業を展開していきたいと思っています。UNICEFによるとオランダの子どもたちは世界で一番幸せだそうです。実際に公園に行ったり外を歩いていても、本当に笑顔の子供たちが多くいます。
ここで、学校を創りたいと思っています。
加えて、スタートアップ企業が多いアムステルダムを拠点にすることによって、最新の技術やトレンドにも接する機会が増え、IT事業での新規顧客の獲得、そして何よりも既存クライアント様への還元ができると考えています。

4番目に、オランダの社会問題への意識の高さという点があります。SDGsをはじめとする環境問題への取り組みやドーナッツ経済の導入など、グローバルスタンダードな考え・行動を会社で取り入れていきたいと考えています。イギリスがECから離脱した今、ヨーロッパの経済圏としてアムステルダムが最大になっているというのも大きな後押しになりました。
オランダは、英語を母国語としない国の中では英語力ランキングが世界で1位の国です。英語でのコミュニケーションが不自由なくできることは、ビジネスをしていく上では大きいプラス要因になります。

5番目は、アート思考の側面です。芸術や建築に触れたり歴史を学んでいくことによって感覚思考が造成されていくと思っています。そういったことが、これからの時代に必要となる直感力を養うことに繋がってくるのだと思います。
そして、新しい言語を学ぶことによって論理的思考力を育むことができるので、アート思考を身につけるためにもそういった土壌があった上での経験が成長を促進させるものだと考えています。

6番目は、やはりこれまでの働き方を変えて、自分の器を広げていくことが会社の成長に繋がると思ったからです。会社は経営者の器以上の組織にはならないということをここ数年すごく感じています。そのためには自らが変わらなくていけない、自分の環境を変えて新たなステージにいかなくてはいけない、と思いました。これまでは自分がプレイヤーとして業務をすることが殆どでしたが、少しずつ役割を変えていきながら優秀なメンバーに活躍してもらえる場をもっと増やしていきたいと考えています。そして今後は自分が会社の代表としてやるべき仕事によりフォーカスをしていきながら、新たな市場を開拓していくことが会社の成長に直結すると考えています。

7番目は、優秀な人材の確保です。弊社は国内外の複数拠点でリモートワークをしている会社です。全員が別々の場所にいながら仕事をしている、少数精鋭のプロフェッショナル集団です。
僕は会社のメンバーを本当に尊敬していて、自分よりも優秀な人たちに囲まれて一緒に仕事ができていることに日々感謝しています。一流のスキルや専門知識をもったメンバー達ですが、何よりも人柄を重視しています。
会社では日常的に日本語と英語でのコミュニケーションになっています。
今後海外での拠点を増やしていくことによって、世界中にいる元気で優秀な人材確保をしていきたいと考えています。

8番目は、やはり仕事をとりまく環境の変化が大きいと思います。コロナ禍になって対面でのミーティングがほぼ無くなり、どこにいても仕事ができるという認識を社会全体で持てるようになったことはタイミングを考えると大きい要因でした。アムステルダムに向かう移動中でも、飛行機の中で請求書の発行や仕事のやりとりができて不便を感じることはありませんでした。

9番目は、仕事をするロケーションが自由になった今だからこそ、今後は地の利が益々重要になると考えたことです。世の中には多くの会社がありますが、国内の複数拠点に加えハノイやアムステルダムというロケーションをもつことによって、"少し違った会社"としての展開が可能になると思っています。今後ヨーロッパの拠点として活動をしていきます。

最後は、自分や家族の価値観です。個人としてまた家族としてどうありたいかということも考え、僕は世界にいくことを選択しました。日本が大好きでこれからも国内案件をこれまで以上にやっていきますが、今後は更に土俵を広げて海外でもやっていきたいと思っています。
現在は海外企業の案件も始まっていて、新しいサービスの立ち上げも考えています。
プライベートに関しては、アムステルダムに住み始めてからまだ1週間しか経っていませんが、近所の人たちとも知り合いになり、隣の家のファミリーが手作りのクッキーをもってきてくれたり、4人の子供たち(14歳、11歳、8歳、5歳)は早速現地の子供たちと遊んでいてその順応力に驚いています。今度の週末は近所のお宅でお茶に誘ってもらっているのでそれも楽しみです。
ご飯も美味しいし(チーズが最高)、好きなワインも安くて色々楽しめそうです。
僕にはカナダというもう一つのベースがあるので今後どうするかはこれから考えていきますが、少なくともしばらくはアムステルダムで全力でやっていきたいと思っています。

アムステルダムに来て何をするのかのまとめ:
・日本の国内案件に益々力を入れていきます!
・学校を創りたいと思っています!
・「世界の架け橋」になってボーダレスにビジネスを展開していきます!

長文になってしまいましたが、これからも皆さまとご一緒に、事業を通じてこの世の中を良くしていきたいと本気で思っています。
引き続き、UCIをどうぞよろしくお願い致します。





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