あの日と今日。
3月11日。
今日は書くべきことが沢山ありすぎて
逆に何を書いていいか分からない。
あれから11年が経ったのか。
忘れたことは無いけれど、毎年時の流れには驚かされてばかりだ。
とは言え現在も3万8千人もの人々が避難生活を送っているとのことで、まだまだ時計が止まったままの人だって中にはいるし、全てが元通りになることはないと思うと、改めて自然の力と生きていることの奇跡を実感する。
この経験を少なくとも手の届く身の回りには必ず伝えねば。
そんな日に日本アカデミー賞の発表もあったので
あの日を境に俳優を志した僕の中にとっては
すごく感慨深かった。
今年の受賞作は僕自身も助けられた映画が多く、
『ドライブ・マイ・カー』も
『すばらしき世界』も
『孤狼の血LEVEL2』も
『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』も
どれも映画館で正面から喰らって
帰り道をトボトボと歩かされた作品。
とにかく余韻がすごかった。
それくらいすごく思い出と共にある映画たちだったから
結果は特に気にならなかった。それが最高だと思う。
あの舞台に立って喋ることもまたかなりの奇跡のようなことで、あそこにいる人は皆、人としてすごく格好いい。
僕も来年はもっと前に進んでいなければと思う。
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