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フィールド・オブ・ドリームス

最近、見た映画と野球のお話です。

フィールド・オブ・ドリームスとは

映画【フィールド・オブ・ドリームス】とは1989年に公開された映画です。

 トウモロコシ農家の主人公がある日、「それを作れば、彼らはやってくる」と言う声に従い、自身の畑の一部を潰して野球場を作ってしまう。

撮影用に作成されたグラウンド

作った球場には、1919年に【ブラックソックス事件】(※メジャーリーグで実際に起こった八百長事件)
で野球界を永久追放された選手たちの、霊が集まり、再び野球を楽しむ。

かつてメジャーリーグを目指したが、夢叶わず、その夢を息子に託そうとした主人公の父。
 ですが主人公は反発してしまい、家を飛び出してしまい、葬式まで父親に会うことは出来ませんでした。
 父親はかつてマイナーリーグでプレーしており、主人公が作った球場に幽霊として野球を楽しみに来ます。

球場で父親と再開した主人公は一緒にキャッチボールを楽しみます。

といった、野球の話を通した、家族の絆が描かれたとても素敵な作品です。

 2021年と2022年に、【フィールド・オブ・ドリームス・ゲーム】といって
メジャーリーグで映画を再現した野球の試合が行われています。


フィールド・オブ・ドリームゲーム

MLBで2021年シーズンと2022年シーズンで各1試合ずつ、映画の舞台となった球場の横に、実際に球場を作成して野球の試合を行う取り組みが実施されていました。

MLBが実際の映画の舞台となった、アイオア州のトウモロコシ畑に作った球場
実際の撮影で使われた球場
2つの球場は隣接しています。

2021年の試合は、映画の幽霊たちがかつて所属していたシカゴホワイトソックスとニューヨークヤンキースの試合で


8-9とホームランが8本も飛び出す乱打戦となり

ホワイトソックスがティム・アンダーソンのサヨナラホームランで勝利しています。

選手の登場シーンが映画を再現していて、感動しました。

映画の選手登場シーン
再現をした2021年の選手登場シーン

2022年はシカゴ・カブスVSシンシナシティ・レッズの試合で

カブスの日本人選手・鈴木誠也選手がヒットを放ちました。

試合は4−2でカブスが勝利しています。

映画が現実になった

実際に映画を再現した球場を作って試合をした他にも面白い事がありました。

作中でトウモロコシ畑を潰して球場を作ってしまった事によって
主人公の家族は経済的に危機を迎えていました。

畑を全て売り払うか主人公が迷っているときに娘から

「球場は売らない方がいい、また人が集まってくる。」

その後に他の人物が

「集まってきた人は皆、子供の頃を懐かしみながら野球を楽しむ」

と言うワンシーンがあります。

映画では最後に主人公の球場を目指す、人々の車の渋滞ができるシーンがありますが

実際にメジャーリーグで行われた試合でも、球場まで車で向かう人たちの渋滞が起こり

【フィールド・オブ・ドリームス】の映画を子供の時に見た、大人が
自身の子供時代を懐かしみながら、野球を楽しんでいました。

僕自身も映画を見直して、このシーンをシーンを観た時は鳥肌が立ち、感動しました。





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