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書評からの〜お金持ちになる秘訣♡

ジャンル:お金


6つのジャンルの中では人気のお金に関する投稿です(笑)


私はお金のことを常々考えてしまいます。

そのことはこちら↓


少し前にこの本を読みました。

『となりの億万長者―成功を生む7つの法則』
トマス・J.スタンリー、ウィリアム・D.ダンコ 著


億万長者とは、実際どんな人々なのか?

この本では、億万長者=ミリオネア=1億円以上持っている人という意味で書かれています。
(為替は気にしないでください)


本の内容は、アメリカ富裕層研究の第一人者であるスタンリー博士とダンコ博士が、1万人以上の億万長者にインタビューとアンケートをして、資産や年収、職業、消費行動のタイプを徹底的に調査したもので、

結果は驚くべきことに、億万長者のほとんどはありふれた職業と家庭をもつ「普通の人々」だったということです。

では億万長者でない普通の人々や、所得は多くても資産の少ない人々と、彼らはいったいどこが違うのか?

億万長者の日常の暮らしぶりから学ぶべき法則を導き出し、成功と幸福を手に入れたい読者に伝授しています。


この本を読むときに思ったのは、

・1997年に刊行されたもので25年前の本なので情報が古くないか?
・アメリカと日本は生活が違うので参考にならなくないか?

最近あまりにも急速に世界が変わってきているので、古い本はデータなどが全く参考にならないことが多いです。

あと海外の著者あるあるなのですが、生活や環境が日本とは違いすぎて全く参考にならないことがよくあります。

特にアメリカ人って消費が激しいでしょう(笑)

偏見かもしれないですが、姉がアメリカに住んでおり周りの人の話を聞くかぎり根本的に日本人と同じとは思えないです。

ということが気になってあまり期待していなかったですが、さすがロングセラーなようで、私がずっと迷っていたことの答えを与えてくれるものでした。

お金に対する姿勢って、いつの時代でもどこに住んでいても同じで、自分がやっていたことってこれでいいんだってわかりました。


さて、著者が調査した結果、億万長者とはどういう人だったのか?

先ほども少し書いてありましたが、「普通の人」という結論です。

普通の人とは、高級住宅地に住んでいるわけでもなく、職業も世間でお金持ちと思われている医者、弁護士などではなかったということです。

なぜなら、医者や弁護士は周囲の人間に合わせて出費が多くなる傾向にあるからです。

個人差があるのは当たり前ですが、こういう職業の人は周りにハイクラスの生活をしている人がいるので自分だけ貧乏くさい生活をしているわけにはいかないことがあります。

職場の人がいいマンションや高級住宅地に住んで、いいスーツを着て、いい車に乗って、いい時計をして、奥さんはきれいで、お友達と高いランチに行って、子供をいい学校に行かせて、習い事もたくさんして…。

周りがそうならそうしてしまう可能性が高くなります。

特にアメリカでは弁護士はいい身なりをしていないと信用に関わるでしょうし、日本ではお医者さんの家庭がそういうところが多い気がします。

もちろん収入が多いからそういう生活ができるのでしょう。


ちょっと話はそれますが、昔、短期で医業を中心に扱っている会計事務所に派遣社員で行ったことがあります。

顧問先となるクライアントは開業しているお医者さんなのですが、事務所内で聞いたお医者さんの話がおもしろかったです。

開業資金をお父さんに出してもらった若い歯医者さんが、借りた開業資金を毎月15万円ずつ返さないといけないといけないのにそのお金がなく、「お父さんに怒られるから何とかしてほしい」と言っていました。

たくさん使ってしまったのか、お客さんが来なくて経営難なのか。

開業医が15万円も工面できないんですね。

あと、その会計事務所は別事業で看護士さんの採用なども引き受けていたのですが、ある日お医者さんから「看護士さんが一斉にみんなやめてしまった」と電話がかかってきていました。

担当者は「先生が悪いんじゃないですよ」となぐさめて?いましたが、クリニックで看護士さんが一斉に辞めるなんて絶対先生が悪いでしょ(笑)

この仕事をしているといろんな職業の裏の姿が見えたりするのがおもしろいです。

守秘義務があるので詳細はいえませんが、一般的で差し支えない範囲の話はまたこのサイトでも紹介できたらと思っています。


税理士をしていていろんな高収入の人を見て思うことですが、稼ぐのと貯めるのは別の能力です。

収入が多い=お金持ちではないです。

1億円稼ぐことはできても、1億円貯めることは難しいです。

収入が年に数千万円くらいある人でも、貯金が100万円もない人を知っています。

逆に年収は数百万円でも、貯めるのがうまければたくさん貯金できます。

たとえば、サラリーマンの生涯年収は2.5億円程度といわれています。

ざっくりと年収550万円を45年(20〜65歳)くらいの計算になります。

年収550万円も難しい?ずっと一定ではない?というツッコミどころもあるでしょうが、長年働いていれば生涯ではそれくらい稼ぐことができ、支出にさえ気をつければ億万長者もあながち不可能な話ではないということです。

お金があればだいたいの人は使ってしまうでしょう。

でも考えずに使ってしまっていい生活に慣れると、レベルを下げるのは苦しくなるので気をつけてください。

著者が普通の人で億万長者になった人の生活を調べたところ、常々クーポンを使ったり安く買う習慣が蓄積されていて、お金をかけない生活をしているということでした。

これ、私が常々していることでした(笑)

自分が正しくて億万長者の卵だと言いたいわけではありません。

ただ、私は昔から極力、定価で買いません。

金銭的なことというより、本当に個人的なことなのですが、
定価で物を買うといつも残念な目にあうのです。

・定価で買ったいい日傘は、1回目で電車に置き忘れてなくしました。
・定価で買った薄いグレーのシャツは、1回目でお昼に唐揚げを落として油染みがつき取れなくなりました。
・定価で買った白いパンツは、1回目でいつの間にか黒い汚れがついていました。
・定価で買ったユニクロの服は、翌週のチラシで安くなっているのを数回、目にしました。

もうシャクなので、ユニクロの服でも定価で買いません。

こういう星のもとに生まれているようで、なぜか昔からこういうことが多いのです。

自分で分析したところ、安く買う努力をしなかったバチが当たったのではないかと思うのです。

大阪商人の血が流れているので(笑)


ただ、こういう生活をしているとたまに「クーポンを探す時間が無駄ではないか」とか「安くなるのを待っていると時期を逃したりするのではないか」と疑問に思うときがあります。

そして世の中には、そのものを提供してくれた人に感謝の気持ちを示すために安く買うべきではないという考えもあります。

また、マツコ・デラックスさんなんかは、「安く買うことは回りまわって誰かが損をしているだけなのよ〜」と言っていました。

稼いでいるでしょうし派手に使っている様子もないので、おそらくたくさん貯まっているマツコ

確かに、私が安く買った=誰かが安く売ったということなので、売った人は嬉しくないでしょうね。

でも私もマツコ・デラックスくらいお金があれば、自分が高く買って負担になることを受け入れられるでしょうが、私はまだ自分が負担を受け入れる立場にはないです。

っていうか、私がマツコ・デラックスだったら値段も見ずに欲しいもの買うわ(笑)

作った人や提供してくれた人に感謝を示すために安く買うべきでないというのも、それが手間ひまかけて作った一点ものだったら値切るのは失礼なので提示額で買うけど、大量生産のものはもういいでしょう。

いつも気に入ったものばっかり買えるわけではなく、必要だからとりあえず買わないといけないものもあるので、いちいち気にしてられません。

ということで、「普通の人」の億万長者のように、今後も遠慮なく安く買わせてもらいます!

答えを得ました。

ちなみに私は食料や日用品の買い物は嫌いなので、数百円のために遠いスーパーへ行ったりはしません。

普段の買い物はいかにストレスなく素早くすませるかを優先してバランスを取っています。

あと友達とのランチなど、ものよりその時間に価値あるがあることも値段は気にしません。

私の金融資産が2億円を超えたら、もういちいちクーポンを探して安く買うのはやめようと思っています。

なので、私が何でも定価で買っていたら「もう2億円貯まってんな」と思ってください(笑)


それとこの本を読んでから、いい物を身につけている人って実はそんなにお金持っていないんじゃないかって思うようになりました。

近くのインターナショナルの幼稚園に子供を通わせて送迎しているお母さんが、シャネルの靴を履いてたり、エルメスのバッグを持っていたり、ポルシェのカイエンに乗っているのを見ても

「たぶん私の方がお金持ってるな」と思って、優越感にひたることにしています(笑)ハハハ!


さて、この本は25年前の古い本ですが、2021年に続編が刊行されました。

『その後のとなりの億万長者』
トーマス・J・スタンリー、 サラ・スタンリー・ファラー 著

新しい感じでいいことが書いてあるのではないかと思い楽しみにしていたのですが、どうやら前の本の著者は交通事故で亡くなってしまったらしく、娘さんが引き継いで書いたようであまりおもしろくなく、途中で読むのをやめました。

でも、最初にとてもいい言葉が書いてありました。

娘さんが小さいときにおばあちゃんにいわれた言葉だそうです。

責任を持ってお金を大切にする。そうすればやがてお金が自分を大事にしてくれる。

娘たち、
責任を持ってお金を大切にしましょう。
周りに影響されずに使い方に気をつけてください。


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