営業職におけるメンタルコントロール
営業職に従事していると、メンタル面の浮き沈みを経験します。
一般的には、精神的な負荷が高いと思われるのが営業です。
自身の経験から、如何に心理的安全性を確保してきたのか?という点を記事にまとめました。
認識を改める
失敗することが当たり前
プロ野球選手でも打率が3割だと好打者とされます。
言い換えれば7割失敗しているのです。
サッカーでも、30本シュートを打っても得点が取れないこともあります。
ビジネスにおいても、受注率は3割~4割程度と言われます。
だから、失敗することは当たり前という考えを持つことで、メンタル面の負荷を軽減しましょう。
周りを頼って成果を上げる
営業は、個人的な売り上げ目標を定められることが多いです。
その為、「自ら成果を残さないといけない」と思い込むこともメンタル面の負荷に繋がります。
会社の方針にも依りますが、必ずしも「自分一人で結果を残さなくても良い」という考え方も大事です。
行動を起こす
私の好きな言葉に、「チャレンジして失敗することを恐れるな、何もしないことを恐れろ」という本田宗一郎さんの名言があります。
もちろん、「精神的な負荷を減らすために何もしない」という選択肢を考える人もいるかもしれません。
失敗しなければ目立つことなく、日々を平穏に過ごそうという思考です。
しかし、それはその場しのぎの施策であり、結果、何もしないことで結果に繋がらず、叱責なり評価を落とすことになり精神的な負荷が発生するのです。
まずは、上手くいく、いかない、に関わらず行動することです。
具体的なコントロール方法
仕事を好きになる
新卒、中途、問わず、新しく入社した時点では、誰もが前向きに行動しようとします。
色々な要素が重なり、いつしか仕事が辛いと感じ、精神的に負荷がかかってきます。
詳しくは別の記事で深堀しますが、何れかの方法で仕事を好きになることで、仕事に没頭することで心理的安全性を確保することができます。
”心の中”で自己中になる
営業に限らず、周りと比較することで劣等感などを感じることで、メンタル面の負荷が高くなります。
マネジメントする側から見たときに、色々な意見はあるかもしれませんが、自分を中心に考えることで心の拠り所とすることも大事です。
要は、「自分は全力で頑張った。結果が出なくてもやれることはやったんだ!」(と考えられるほど自分の中でやり切ることが前提)と考え、会社や周りからの言葉を受け流すことです。
注意すべきこと
自己中の思考は、あくまで心の中に留めておくことです。
自己中心的な行動を表に出してしまうと、確実に周りや上長、会社に対して溝を作ることになり、全ての物事が上手くいかなくなります。
必死になる
前提として、必死になることとは、残業をいっぱいすることではないです。
与えられた時間を使って、顧客に対する想いや提案、社内企画への積極的な参加、周りの同僚やチームメンバーに対するフォローなどに時間を割くことが大事です。
結果が出なければ、出ないなりに行動し続ければいつかは報われると信じる事です。
出来れば、その頑張りは会社や部署、チームが望む目標や目的に最短距離の行動かどうか?を見直しつつ、求められる行動に注力することを意識しましょう。
心の拠り所を見つける
営業に関わらず、人間が生きていく上で、拠り所は大事です。
私は妻と3人の子供がいるので、「家族の為に」という気持ちがあるので、自身の辛い状況や厳しい現状も耐えられます。
家族が居なかったとしても、好きなアイドル、推しメン、漫画や映画、小説、身近な何かに夢を馳せつつ、拠り所にするのも一つの手段です。
お客様のことを想う
BtoB、BtoBtoC、BtoC、どの領域でも、常にお客様、又エンドユーザーの喜ぶ姿を想像すべきです。
心の拠り所にも繋がりますが、お客様への想いが原動力で行動することを咎められる理由はありません。
注意事項
一部、数字やロジック重視の方は、お客様目線(現場目線)を持たず、机上の空論で物事を進めようとされる方もいます。
更には、計画にだけ時間をかけて、いつまでも実行に移せないという場面も散見されます。
その様な方が上長なり役員だと、お客様への想いは軽視されますので、自身の思考に留めて消化しましょう。
まとめ
メンタルコントロールは非常に難しい課題です。
自身の過去を振り返ると、幼少期から反発する行動をしていたので、よく怒られて育ちました。
その為、自然と精神的に強くなったとも言えます。
元々メンタル面で強い目線なので、全ての人に当てはまるとは限りませんが、少しでも、営業職に従事する方にとってヒントになればという想いで記事にしてみました。
ご参考になれば幸いです。
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