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PDCAのまとめ(存在意義)

前提

営業現場ではPDCAを回すことは当たり前となっています。
色々な解釈もありますが、自分なりの考え方をまとめます。

目的・目標に向かって進むための指針

PDCAは大きな目標に向かうための手段にすぎません。不確かな未来に対して、行動を繰り返することで目標を達成する、又は目標に近しい成果を上げるためフレームワークです。

未来は予測できない

当然未来のことは誰にも分りません。PDCAは未来の成果に対する施策です。だから、現時点で正しいかどうかが分からないのは当たり前です。
いくら時間をかけて考えた所で、結局のところ施策を実行しなければ意味が無いのです。
しかも、外的要因は常に進化するため、過去の定説がそのまま転用できるとも限りません。故にPDCAを完璧に立てることは不可能に近いのです。

PDACの概要

noteにまとめた記事リンクをご覧ください。
大事なことは繰り返しになりますが、初期段階ではとにかくPDCAを回すことです。

Plan(計画)

Do(行動)

Check(評価)

Action(改善)

PDCAは古い?

最近、PDCAを検索すると、「時代遅れ」「古い」という用語もヒットします。しかし、その内容は、「計画に時間が掛かりスピード感に欠ける」となっています。

OODAループ

Observe(観察)・Orient(状況判断/方針決定)・Decide(意思決定)・Action(行動/改善)という概念もあるようです。※ネット情報
よく観察してまず方向性を定め、そのうえで実行計画を決定し行動と改善を同時に行うもののようです。

確かに概念としては良いかもしれません。
しかし、観察して方向性を定める部分には、目の付け所という感覚(経験や知見)が欠かせないと思います。

PDRサイクル

Prep(準備)・Do(実行)・Review(評価)という概念 ※ネット情報
Prep(準備)の段階で数字目標を立てないという事らしいです。
CheckとReviewの違いは、ミスがあるかチェックするのか、第三者視点でレビューするとのこと。
これも、定量的な評価が難しくなるので、OODAと共に経験は欠かせないでしょう。

DCAPサイクル

Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)・Plan(計画)という、内容はPDCAと同じで順番が異なる概念です。※ネット情報
行動をしながらトライアンドエラーを繰り返し、最終的に計画を立てることが効果的という考え方で「習うより慣れろ」の方針だそうです。
これも、何を実行すれば良いかの勘所が必要です。

PDCA否定要因はスピード

PDCAに代わる概念の多くはスピードが問題視されています。
その上で、経験や勘所などが求められるので、スキルが必要になります。
要は、PDCAを爆速で回すことが出来ればよいだけのことです。

PDCA爆速で回すコツ

PDCA時間掛かる問題1:計画練りすぎ

計画を立てるとき、上手く進めようとして色々考えることが原因です。
上手くいくかどうかは、実行してみないとわかりません。
答えは行動の先にあることを理解して、手法と数値目標を大枠で立て実行すればよいのです。

PDCA時間掛かる問題2:計画に誤りがある

初心者にありがちですが、目標値の解釈が誤ることで方向性が間違ってしまうことも考えられます。
例え間違えたとしても、いい経験として受け止め、仕切り直しすればよいです。

PDCA時間掛かる問題3:思いつかない

最初から思い付かなかったり、色々やったけど成果が出ず、迷走して思い付かないこともあるでしょう。
その時は、素直に上長や周りに聞きましょう!
迷走した場合は、その経緯と共に相談しましょう。そこで頂いたアドバイスは、自身のナレッジとして自分の武器にすればよいです。

DoとCheckの同時進行

計画はざっくり方向性と数値目標などを決め、複数パターンを同時並行で実行して、その結果の評価を比較し、取捨選択したうえで、一部を改善することで早くPDCAを回すことが出来ます。

まとめ

ビジネスマンでPDCAを知らない人は居ないだろうと思われるほど、メジャーなフレームワークです。
古くから残り続けているということは、それだけ有効だという証拠でもあります。奇をてらうことなく、正しく使えば今でも有効な考え方です。

更に、PDCAで得た成功失敗含めたデータは、営業のノウハウにもなります。言語化することで、OJTなどにも活用できますし、おいしい料理レシピの様な、売れる営業レシピが出来上がります。

行動は裏切りません。

より多くの行動が経験になり、成功への近道なのです。
自分の中で頑張ってる、は評価されにくいものです。
超能力者じゃ無いので、よほど注視されてなければ気が付いてもらいない事があり得ます。スパンを短く、スピーディーにPDCAを繰り返す事で経験が増えます。
成果が上がり始めれば、成功事例が蓄積されますので、スパンを長くしていく事が有効です。
とにかく、途中で思い付きで行動せずに、一連の流れを実践して下さい。

オリジナルのPDCAのみ効果がある

大事なのは、自社で実行することです。何故なら、対象顧客の属性や状況、社内のスキルや体制、実績やサービス内容は様々です。十人十色と同じく、自社の現場でしか最適解は見出せません。
是非、自社で実行して必勝パターンを作りましょう!!


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