『もしも企画書の課題が、自分の苦手分野だったら』【言葉の企画vol.2】
コピーライター阿部広太郎さん主宰の『言葉の企画』を、後輩コピーライターである近藤が受講し、内容を振り返ってみます。
今回のテーマは「企画書に触れる」です。
みんなの企画書、そして阿部さんの大量の企画書に触れて、自分の企画を改めて見つめ直す、そんな時間でした。
さて前回と同様に課題が出ました。
でも前回とはちょっと違いました。
お題に関する知識が、ゼロだったのです。
テーマは若手の歌手。しかも聞いたことのないコンビ。(勉強不足です、申し訳ありません。)
そのコンビを、話題にしてくださいと言うお題でした。
皆さんに質問です。
自分の知らない分野、または興味のない分野の仕事がきたら、どうやって乗り越えていますか?
普通に生きていたら、巡り合わないであろうもの。
好きになれたらいいけども、好きになれなかったらどうするのか。
ということで、
どうやって乗り越えていくのかについて、
今回は書いていこうと思います。
知らない、というメリット。
かつて先輩にこんなことを聞かれました。
「もし、車の仕事が来た時、
ぶっちゃけ自分は車なんて乗らないし、興味もない。そんな時どうしようと思ってる?」
これは難しい問いです。
好きにならないと、宣伝なんてできないしと思い、
「好きになるように頑張る!」と答えました。
すると帰ってきた答えは、意外なものでした。
「無理に好きになる必要はない。
むしろ、ニュートラルな今の状態を忘れない方がいい。」というのです。
好きでも嫌いでもない、
興味がない人を振り向かせるのがこの仕事。
だから、もし自分が興味ないのなら、
その感覚は消費者に近い。
そのものを調べていった時に、
「これは面白い!」と思ったポイントが、
みんなも興味を示すものかもしれない。
そこにヒントがある。
なるほどと思いました。
そうか、みんな興味なんてない状態。
その人に対して、どんなものを伝えれば振り向いてくれるのか。
そこを自分をつかって試せるんだと。
この言葉のおかげで、興味のない分野の仕事が来た時に、少しだけ心穏やかに取り組めるようになりました。むしろ、ファンにとっては当たり前すぎて、
気づかないところにも気がつけるかもしれない。
今回の内容でいうと、
自分が高校生の時に、どういう企画をされたら、
このシンガーに興味を持つようになったか。
好きになっただろうかを考える。
そうすると、答えに近づける気がしました。
自分の好きなものと、掛け合わせてみる。
魅力が見つかったのに、どうしても企画が出てこない。そんな時は、自分が好きなものと掛け合わせればいいと思っている。
企画は掛け算。
かけるものを、どんどん自分の好きなものにしていけばいい。
好きなものなのだから、アイデアが出てくるはず。
もしうまくいけば、
あとはちゃんと相手のためになっているのか、
調整をしていけばいい。
やりたい企画を考える。
そこに向かって、相手を納得させる資料を作る。
その時、足りないところを補って磨いていく。
今回、自分は本当に好きになれたか、
まだわからない状態。
なので、本気で自分が好きなものと組み合わせました。
それは「校歌」
応援団をやっていたから、
校歌に対しての思い入れは桁違い。
圧倒的な知識も持っています。
自分の領域だったら、なんでも話せる。
そうして導いたところ、
自分としてもとてもやりたい企画に仕上げることができ、
受講生で投票をする「伝わりました投票」では
24票獲得し、前回に続いて得票数1位になることができました。
でも、半分以上には票を入れてもらえなかったという事実。
やはり、ちょっと自分の好きなものに
より過ぎてしまったのかなと、反省しています。
どうしたら、
自分の苦手分野でも結果が残せるのか、
知っているひと、ぜひ教えてください。
つづく
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