自分に何ができるのか?を考え続けたら、ターニングポイントに立っていた(後編)
前編では過去と比べることで苦しくなった自分と向き合い、原因となっていた認知の歪みを少しずつ解きほぐした事で、ようやく「自分は何ができるか?」考えられるようになっていった。
仕切り直し
順風のときも、逆風のときも、人生色んなことが起こる。でも、起こることは避けられなかったとしても起こったことの意味づけは後からできるし、それを自分にとって良い形にしていった方が得だ。
僕が体調を崩したきっかけは色々あったけれど、それがなければ出会わなかった人もいるし、できなかった経験もある。なので全て結果オーライだ。
ついでに、その経験(ネタ)を今後生きてくなかで使わなければもったいない(笑)。ここら辺は商売人気質が出てしまう。
ということで、仕切り直しのタイミングをつくると決めたことで、「自分に何ができるか」を改めて考えた。
自分に何ができるのか?
考えるにあたり、尊敬する先輩の元ボスに当たる方が講演されていたYoutubeを思い出しました。David Perryという米国のシリアル起業家で成功されている人です。
この動画の中で起業家が「何をやるか?」を探す方法はあるのか?という文脈で以下4つの交差点に答えがあると言っていたことが印象に残っています。
1.自分が好きになれること(That which You Love)
2.世の中が求めていること(That which The World Needs)
3.自分が人より上手にできること(That which You are Good At)
4.自ら支払うことができるもの(That which You can be paid for)
4のニュアンスは少し難しいけど、僕は他の何かを犠牲にしてでも成し遂げたい何かであるか?と解釈しています。
僕の場合は、
1.「医療、食料などの生命や生活に関わるジャンル」「大切なひとを喜ばせること」
3.「まだ手掛けていない事業コンセプトを設計しカギとなる資産(ヒト、モノ、お金、情報)を集めること」
4.積み上げてきた実績とエネルギー(時間、体力、知力、お金)
の交差点で、「2.世の中が必要としてくれる何か」を見つけてみようと動き出しました。
これまでの経営経験を通じて分かった自分の得意
当たり前の話ですが、何らかの事業を成立させるには、他者からお金を頂く価値を提供する必要があります。
「お金を頂く価値」を因数分解すると
「世の中が求めているもの」x「自分が人より上手にできること」
と考えられます。
これまでの経験で「自分が他の人より上手にできる」と自覚していることは2つありました。
1.まだ誰もやったことのないことや、挑んでいないことについて、周りの人よりも「できる理由」を探すこと
2.「できる理由」を他者に伝えて信じてもらうこと
です。
「できる理由」を他者に伝えて信じてもらう能力は、仲間やお金を集める時にとても重要です。もちろん最初からズバッと刺さるようなことができればいいのですが、今でもそれは難しいです。
これがうまくできるか否かは、僕の肌感覚ですが、キャラクター10%、実績40%、 技術50%だと言えます。つまり技術が半分なわけですから本来習得可能です。
しかし、この技術ってあまりインターネットで手に入れられる情報としては薄っぺらいか間違っているものしかないようです。リクエストがあれば仲間集めの技術について書きたいと思います。
仲間が先かお金が先か?
経営の教科書的な本には事業を営むには、
ヒト、モノ、お金、情報
といった資源が必要だと書いてあります。
確かにいずれも大事なのは間違いないのですが、事業を成功させる為の本質を1つだけ挙げるなら、どれだけ自分と同じ目標を共有してもらえる仲間を増やし、維持できるか?つまり「仲間づくり」だと思っています。
なぜ「仲間づくり」が一番大事かというと、モノ、お金、情報はヒトに付随するからです。実はモノ(製造設備、科学、技術、AIとかも)が単独に存在するわけでもなく、生み出したり、使いこなせるヒトがいないと話になりません。
情報についてもインターネット上でググれば良いと思い込みがちですが、実際に価値ある情報は、自分の頭で必死で考えた結果と、他者との議論や対話の中からでないと出てこなかったりします。
お金の価値は刷りまくっていることで相対的に下がっているのと、それを増やせる能力のあるヒトの方が価値があります。
「仲間づくり」をコアに仕事を創る
加えて見逃しがちなのが、「仲間づくり」だけは、モノ、お金、情報がなくても開始できるということです。もちろん他の要素があるといいに越した事はないのですが。
1人でコンセプトを創り事業の立ち上げメンバーを見つける段階
新しい事業コンセプトが世の中に受け容れられ成長アクセルを踏む段階
成長ステージが上がり仲間の数がどんどん増える段階
など、各段階で必要な仲間も変わるし、喜び、痛み、難しさも変わります。
どのような事業をどんな仲間とやりたいからどういう組織やルールを作るのか?という発想の方がうまくいくんじゃないかという仮説を立てて、そこに必要なサービスを構築してみるのは「世の中が求めているもの」に繋がるのではないかなと思えるようになりました。
これまで僕が取り組んできた事業とは少し方向転換はしているかもしれませんが、新たな「自分にできること」の出発点として
「未来に必要とされる価値を作る人たち」の「仲間づくり」をコアにした仕事
を創っていこうと思い動き始めました。
お仕事の詳細はこちらのも書きましたので、お問い合わせありましたらお気軽にご連絡頂ければ幸いです。
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