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停滞は手痛い

最近は「21日の音楽」の投稿のあとに息切れしてしまうのか、更新が滞ってしまってどうもいけない。ただでさえ月の後半というのはなにかとやることが多くて、気がつけば日が過ぎてしまっていたという展開がほとんど。今月も音楽について書いたばかりだと思っていたら、すでに1週間以上が過ぎている。

4ヶ月あまり前の1月なかば、だましだまし使っていたMacBookが故障した。それは“青天の霹靂”として書いたとおり。

その後は古いiMacを整備して使っていた。5年前のモデルに最新のシステムを入れていたせいか、メモリがすぐにいっぱいになってハングアップする。ナマケモノやハシビロコウのほうが速く動いていそうだ。とくに日本語入力は非道い。業を煮やして画面を待たずに続けてタイプすると、断片的にしか入力が反映されず奇妙奇天烈な文字列に変換されること多数。やり直しの作業量とともにフラストレーションもたまる。

5年前のモデルってそんなに非力になるものだろうか。パソコンのスペックが年々あがっているとは言え、それ以上に級数的に増えつづける処理数のせいでパソコンのライフサイクルはかくも短くなった。

iMacの設置場所のせいなのか、わたしの作業が深夜になることが多いせいなのか、飼い猫に作業を中断されることがしばしばある。スムーズに進まない作業それ自体がストップしてはお手上げである。猫のせいにしても仕方ないが、わたしの“やるべきこと”と“やりたいこと”はそうしてこの4ヶ月でじわじわと停滞していった。

作業中に割り込まれたので仕方なく筆ペンでクロッキーをはじめた時の様子。しかも描き始めてからポーズを変えるイケズっぷりよ。

そんなお手上げ状態を緩和するため、iMacでやろうとしていた日常的な作業をiPadとスマホに分配した。「一日一画」の更新と各種SNS、メール、そしてnote執筆など。

メールのやりとりはなるべく簡潔にすることでどうにかなったけれど、フォームに入力したり集計したりするタイプの作業はパソコンでなければ難儀だ。ページレイアウトの編集作業も、iPadのアプリでは限界があって、操作方法を調べたり試行錯誤するところからはじめなくてはならない。こんな調子では作業はいっこうに進まない。

オンライン会議も、単なるビデオ通話だけなら問題なくとも、資料や画面を共有したりするとなるとうまくいかない。別の出席者に代わりに表示してもうようにしたら、そのぶん前もって資料を用意しなくてはならなくなった。

この不便な状況は、奇しくもわたしが日本旗章学協会の会長に就くタイミングからはじまった。監修を担当した書籍の作業は大詰めだった。そして4月からは町内会班長の役割も回ってきた。本業のほうの論文査読も引き受けていた。査読は基本的にボランティアだから仕事とは別の時間を充てることになる。

この夏には北京で国際旗章学会議がある。エントリーを済ませ、講演要旨も受理された。航空券の予約はしたが、ビザ申請まではまだ手がまわっていない。そうこうしているうちに、講演資料の締め切りが迫ってくるではないか。

これらの、自宅でやることの大半には、とうぜん多くのメールのやりとりや書類作成作業があり、ほんとうにこのやり方を続けていても良いものだろうか・・・と不安になる。

・・・スムーズに動くパソコンなしではさすがに厳しい。

背に腹は代えられぬ。あらたなラップトップを買うことにした。4ヶ月以上、よくがんばれたものだ。こんな理由でできることができず、周囲に迷惑をかけたり、やることの質を落とすわけにはいかない。ひとたび停滞すれば失うものも出てこよう。停滞による手痛いヽヽヽ仕打ちが待っている(失礼シマシタ)。

言葉遊びはさておいて、そうしてこのたび買ったのは、3月に発売されたMacBook Air M3 15.3"。最新機種である。

お決まりの開封の儀。新品のMac特有のほのかな揮発臭が嬉しい。

iMacの設定とデータを新しいMacBook Airに移行。移行には半日を要した。しかし、まさにiMacで作業の途中だった文書までそっくりそのまま表示中で再現されたのには驚いた。ソフトのライセンス関係も難なく引き継がれている。逆に、この技術を悪用されたらと思うとゾッとするほどだ。

さて、次の週末は京宿うさぎさんの「うさぎフェスタ」だ。先日告知したとおり、わたしも参加する。

すでに小品を入れた段ボールは明日午後到着の指定で送ってある。明日わたしは大きめの作品を担いで京都へ移動する。新幹線の特大荷物スペースつきの座席を確保した。

そうそう、展示スペースに置く作家プロフィールを用意していなかったので、MacBook Airで作成した。滞りなくすんなり作業ができたのは感動的だった。ただ、どういうわけかWiFi接続のプリンタがうまく認識できない。もしかしてiMacでもできなかったか。そうだ、動作が遅くて断念していたので設定すらできていなかったのかもしれない。

あらたに設定すれば良いことだけど、それすら億劫に感じてコンビニで出すことにした。以前も使ったセブンイレブンのネットプリント(こっちのほうが億劫に感じる人も多そうだけど)。

コンビニで印刷して、ラミネート加工してできあがり。わたしのプロフィールにニーズがあるかどうか不明だけど、6月5日まで全国のセブンイレブンで出力できます。予約番号は「SAS8M3K7」。

このnoteは、この4ヶ月やっていたようにスマホで書きはじめた。しかし途中からはMacBook Air。すらすら入力できるのが嬉しくて、パソコン新調報告だけのつもりだったのに気がつけばもう2,500文字にもなっている・・・。無駄話が多いのは承知の上で、これも今のわたしの気持ちということで、そのまま公開することにした。

そういえば、前のMacBookが壊れた時、noteの執筆の仕方を見直そうかなどと書いていた。

やはり今回の一件はnote執筆の仕方を見直すべきときだということなのかもしれない。

1月31日付け拙note「青天の霹靂」より

パソコンがスムーズに入力できるのであれば、それに越したことはない。けれど4ヶ月間のスマホからの入力も、その即時性は悪くないと思った。ちょっとした空き時間にさっと文として残せるのは便利だ。

これからは、MacBook Airとスマホのハイブリッド入力が良いかもなと考えている。

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