FIFAワールドカップ2022のアルゼンチン対フランス戦について思ったいくつかのこと

現地時間の12月18日(日)にFIFAワールドカップ2022年の決勝戦が行われ、PK戦でアルゼンチンがフランスに勝利をおさめて36年ぶり3度目の優勝を飾りました。

前半を終始優勢に進めたアルゼンチンと後半に劣勢を挽回したフランス、そして2対2で迎えた延長戦でアルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手が得点を挙げるなど、最後まで見ごたえのある試合となりました。

例えば、後半の途中までフランスの攻撃を巧みに抑え込んだアルゼンチンの守備は驚異的ともいえるものでした。

また、キリアン・エムバペ選手がワールドカップの決勝戦としては56年ぶり2度目のハットトリックを達成して2度にわたって同点に追いつくとともに大会得点王となるなど、史上3例目となる2大会連続の優勝を目指したフランスの奮闘ぶりも印象的でした。

試合の展開を眺めるだけでも両代表の実力が拮抗していたことは明らかですし、延長戦でも決着がつかずPK戦を迎えたことは、改めて勝敗は時の運という、スポーツのある意味で非常であり、ある意味で緊張感に満ちた特徴をわれわれに教えました。

それとともに、サッカー界の頂点を目指して持てる力を遺憾なく発揮し、最後まで勝利を追い求めた両代表の姿は、決勝戦にふさわしいものであるばかりでなく、後年FIFAワールドカップの歴史を振り返る際に欠かすことのできない一戦として語り継がれるでしょう。

両代表の健闘を讃えるとともに、史上初めてアメリカ・カナダ・メキシコの3か国が共催し、出場枠が16増となり48の代表が参加する2026年の大会がどのようなものになるか、今から4年後が大いに期待されます。

<Executive Summary>
Miscellaneous Impressions for the Game between Argentina and France (Yusuke Suzumura)

The final game for the FIFA World Cup 2022 between Argentina and France was held and the former defeated the latter. On this occasion I express miscellaneous impressions for the game.

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