FIFAワールドカップ2022の日本対スペイン戦について思ったいくつかのこと

現地時間の12月1日(木)、FIFAワールドカップ2022のグループリーグE組の最終戦として日本とスペインが対戦し、日本が2対1でスペインに勝利しました。

これで日本は2大会連続で決勝トーナメントに進出することになりました。

勝敗は時の運でもあり、たとえいかなる強豪であるとしても無敗であり続けることがないだけでなく、相手に対して格下と思われるチームであるとしても負け続けることはありません。

2014年のFIFAワールドカップブラジル大会で優勝したドイツが前回に続いて今回も決勝トーナメントへの進出を逃したことなどは、このような勝負の綾のあり方の一端を示していると言えるでしょう。

もちろん、「8強入り」を目標に掲げて大会臨んだ日本代表にとって、たとえ世界屈指の強豪であるスペインが相手であるとしても勝利以外に目的を達成する方法がないとすれば、持てる力の全てを用いて戦ったことは明らかです。

それとともに、終始優勢に試合を進めたスペインに対してごく限られた機会を最大限活用して同点に追いつき、逆転した日本代表と、2対1となった後も「負けて決勝トーナメントに進出するのではなく全勝を」と日本に対する攻撃の手を緩めなかったスペイン代表の姿は、今回の試合をより一層見ごたえのあるものにしました。

改めて最後まで勝利を追求し、ひとたび試合が終われば互いの健闘を讃え合った両代表の選手たちを称賛するとともに、決勝トーナメントにおいてもそれぞれが持てる力を十全に発揮することを期待します。

<Executive Summary>
Miscellaneous Impressions for the Game between Japan and Spain (Yusuke Suzumura)

The group phase game for the FIFA World Cup 2022 between Japan and Spain was held and the latter defeated the former on 1st December 2022. On this occasion I express miscellaneous impressions for the game.

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