最後の観劇となった2020年の宝塚歌劇月組公演『赤と黒』について思ったいくつかのこと

昨日、2020年2月15日(土)に御園座において宝塚歌劇月組公演『赤と黒』を鑑賞してから満1年が経ちました。

その折の劇評は本欄で紹介した通りであり[1]、1997年以降の宝塚歌劇の鑑賞の履歴も別途ご案内しております[2]。

この時は新型コロナウイルス感染症の拡大が続いていたため、場内ではマスクを着用しながら観劇するという初めての体験をしたことが印象的でした。

一方で、当時の安倍晋三首相が「多数の方が集まるような全国的なスポーツ、文化イベント等については、大規模な感染リスクがあることを勘案し、今後2週間は、中止、延期又は規模縮小等の対応を要請することといたします」[3]と要請し、各種の公演などが中止や延期を余儀なくされるのは、われわれの観劇から11日後の2月26日(水)のことでした。

その結果、私が会場で直接観劇したのはこの日の公演が最後となり、今日に至っています。

この時、会場に足を運び宝塚歌劇月組公演『赤と黒』を鑑賞できたことが、改めて貴重な機会となったことが主活かされるところです。

[1]鈴村裕輔, 宝塚歌劇月組公演『赤と黒』. 2020年2月15日, https://note.com/yusuke_suzumura/n/nd6e7bbcd40f5?magazine_key=meca7453f7cf6 (2021年2月16日閲覧).
[2]鈴村裕輔, わがかそけき「宝塚経験」. 2020年2月19日, https://note.com/yusuke_suzumura/n/n8ddb724f1e0c (2021年2月16日閲覧).
[3]イベントの開催に関する国民の皆様へのメッセージ. 厚生労働省, 2020年2月26日, https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00002.html (2021年2月16日閲覧).

<Executive Summary>
Miscellaneous Impressions of Takarazuka Revue's "Le Rouge et le Noir" (Yusuke Suzumura)

The Tsuki Gumi of The Takarazuka Revue held a performance Le Rouge et le Noir, staring by Tamaki Ryo, based on Stendhal's Le Rouge et le Noir at the Misono-za on 15th February 2020. It is our last opportunity to go to the theatre and watch the play.

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