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芸術批評

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#LabyrinthofClassicalMusic

『クラシックの迷宮』の特集「夏のラジオ体操大会」が改めて示したラジオと音楽の関係

去る8月24日(土)に放送されたNHK FMの『クラシックの迷宮』の特集は「夏のラジオ体操大会」…

鈴村裕輔
30分前

『クラシックの迷宮』の特集「日本 1944」が描き出す帝国の黄昏

去る8月10(土)に放送されたNHK FMの『クラシックの迷宮』は特集「日本 1944」でした。 今回…

鈴村裕輔
2週間前
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『クラシックの迷宮』の特集「夏のガムラン祭」が示した歴史と音楽の融合とガムランの…

本日放送されたNHK FMの番組『クラシックの迷宮』は「夏のガムラン祭」と題し、ガムランが効果…

鈴村裕輔
3週間前
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戸田邦雄の歌劇『伽羅物語』の魅力を伝えた『クラシックの迷宮』の大きな意義

今日のNHK FMの番組『クラシックの迷宮』は「戸田邦雄のオペラ「伽羅物語」~NHKのアーカイブ…

鈴村裕輔
1か月前
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ブゾーニの音楽の特徴を余すところなく伝えた『クラシックの迷宮』の特集「バッハに未…

本日NHK FMで放送された『クラシックの迷宮』は、「バッハに未来を観た巨人~ブゾーニ没後100…

鈴村裕輔
1か月前
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『クラシックの迷宮』が示した大中恩の童謡の発展に対する大きな貢献

今日のNHK FMの『クラシックの迷宮』は「「サッちゃん」と「犬のおまわりさん」~大中恩生誕10…

鈴村裕輔
1か月前
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『クラシックの迷宮』の取り上げた歌劇『聴耳頭巾』が教える團伊玖磨の音楽の多層性

本日のNHK FMの『クラシックの迷宮』は團伊玖磨の生誕100年を記念した特集の第2回目となる「團伊玖磨の歌劇「聴耳頭巾」~NHKのアーカイブスから~」が放送されました。 團伊玖磨の歌劇としては1951年の『夕鶴』が日本の歌劇史上最多の公演回数を数え、團の音楽に親しみのない人にとってもその名前だけは聞いたことがあるという高い知名度を誇ります。 一方、『夕鶴』と同じく木下順二の戯曲に基づき、日本の民話を題材としつつ、人間の持つ普遍的な価値を引き出しながら、上演される機会が少

『クラシックの迷宮』の特集「ロックとクラシック」が見つけた「宝の山」

本日NHK FMで放送された『クラシックの迷宮』は「ロックとクラシック」と題して特集が組まれま…

鈴村裕輔
2か月前
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ヴィクター・ハーバートの米国の音楽界の発展への寄与を示した『クラシックの迷宮』の…

本日NHK FMで放送された『クラシックの迷宮』は、今年5月26日に没後100年を迎えたヴィクター・…

鈴村裕輔
2か月前
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「ローゼンストック-齋藤秀雄-小澤征爾」という興味深い指揮者の系譜学の試みとなっ…

本日の『クラシックの迷宮』は5月11日(土)から始まった特集「小澤征爾研究」の第3回目で、「…

鈴村裕輔
3か月前
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豊増昇を通して音楽史の中に小澤征爾さんを位置付けることに成功した『クラシックの迷…

本日NHK FMで放送された『クラシックの迷宮』は先週から始まった「小澤征爾研究」の第2回目と…

鈴村裕輔
3か月前
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『クラシックの迷宮』の「小澤征爾研究」第1回目が示す「小澤開作を通してみる小澤征…

今日のNHK FMの『クラシックの迷宮』は「小澤征爾研究(1)小澤征爾と小澤開作」と題し、今年2月…

鈴村裕輔
3か月前
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『クラシックの迷宮』の特集「指揮者・井上道義の世界」が示唆する井上道義の特徴と後…

今日放送されたNHK FMの『クラシックの迷宮』は、2024年12月31日をもって指揮者を引退すること…

鈴村裕輔
4か月前
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『クラシックの迷宮』が示すヘンリー・マンシーニの多層的な音楽のあり方

昨日放送されたNHK FMの『クラシックの迷宮』は、作曲家のヘンリー・マンシーニが4月16日(火)に生誕100年を迎えたことを記念した特集「ヘンリー・マンシーニ生誕100年」が組まれました。 映画やテレビドラマ、さらに作中の歌曲まで多岐にわたる作品を手掛けたマンシーニが付随音楽の巨匠であることは論を俟ちません。 それだけに、司会の片山杜秀先生がどのような視点からマンシーニの音楽を読み解き、紹介されるかは今回の放送の大きな注目点の一つでした。 今回はマンシーニの代表作の一