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ガチャがつくる人生

ガチャポンのように、
蓋を開けてみなければわからないこと。
=自分の意志では決められないこと。

親、先生、上司、勤務地、隣人など、
若者を中心に様々なケースで聞かれるようになりました。

振り返ると、20代前半の頃にこんなことを言われました。
「物事を判断するときにメリット・デメリットで判断するでしょ。とりあえず、その考えはおいて、誘われたことはYESでのっかってみな。」

自分の価値観で
損得で考えるのは当然でしょう、
と最初は思っておりましたが、
所詮20年ちょっとの経験の中で
メリット・デメリットで判断している
そのものがデメリットなのかな、
と思うようになりました。

自分軸の人間から、少し他人軸へ
シフトしていったこともありますが、
成長する上でよく言う「素直さ」が大事、
という話にも繋がっていきます。

その後10年ほどたって出会った理論も
好きな考えの一つになりました。

それは、「計画的偶発性理論」です。

計画的偶発性理論(Planned Happenstance Theory)は、心理学者のジョン・D・クランボルツ教授によって1999年に発表されたキャリア理論です。クランボルツ教授がビジネスパーソンとして成功した人のキャリアを調査したところ、そのターニングポイントの8割が、本人の予想しない偶然の出来事によるものだったそうです。

今の自分は8割が偶然でできており
以下の5つを大切に、
幸運を手繰り寄せましょうね
(セレンディピティ)という考えです。

目標達成という考えがベースにあった中で、
この考えは新鮮でした。

夢や目標という考え方から逃げているわけではないですが、
振り返ると、出会いや経験といわれる、
いわゆる「縁」で今の自分ができていることは多いな、と思います。

これは、スティーブジョブスがスタンフォード大学の卒業式で講演した際に話した「connecting the dots」にも重なる話です。

点と点を繋げるということは、あらかじめ仕込むことは出来ない。
しかし、振り返ってみると「あの時のことが役立った」とか、
「あそこで出会った人に、こんなタイミングで助けられた」といったこと、
点と点が繋がって形成されるもの意外とある。

例えば、自らチャレンジしたことは、
やってみたら、思ったより壁が多くあった、
なんてことはよくあります。

大きなものを成し遂げようと思えば、
自分の思いに共感してもらい、
仲間を集めることから
始めなければいけないこともあり、
最後は意志力が問われることだと思います。

逆に声をかけていただいたものなど
流れにのっかてみることは、
応援やフォローの力も加わってきます。

自分の意志ではなかったかもしれないけど、
流れにのっかった方が
自分の幅が広がるだけでなく、
最後はスムーズに進んだりもします。

まさに「置かれた場所では花を咲かせろ」ですね。

人生を焦らず、
いただいた機会を
チャンスと捉えられるかどうか。

何事も、捉え方次第で
やってみなければわかりませんが、
最後は前回の投稿でも書いた
自らの魂が喜んでいるか、の見極めは
あっても良いかと思います。

ただ、ガチャって楽しいよね。
そこからどう自分を積み上げていけるか。

その前向きさが
未来を切り開いていくと思いますし、
この世に生まれたこと自体が
そもそも奇跡なんだから、と思えたら
少し肩の力を落とせるかもしれませんね。


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